宇部市環境学習ポータルサイト「うべっくる」では、山口県宇部市で行われる環境イベント情報を募集しています。環境イベントに関する情報はこちらからお知らせ下さい。
-------- 2024年 --------
環境サロン「ごみと化学物質」第2回目は「くらしの中の化学物質」でした
2012年06月08日
昨日は環境サロンの新しいシリーズ「ごみと化学物質」の2回目でした。
1回目と同様にお昼と夜の2回開催でした。
残念ながら参加者は少なかったですが、有意義な時間をすごさせていただきました。
話の内容はまず軽く、化学物質とは何か、そして身近な化学物質について皆さんはどのように考えられているか、世論調査の結果を報告しました。
やはり数多く身の回りにある化学物質に約3分の2の方が不安を持っておられることが判りました。
次に化学物質の危険性つまりリスクの考え方について、少し専門的な話に入り、ハザードと暴露の関係について、そしてリスク評価の方法についてお話をしました。
化学物質が有害性を表す最小の閾値について、そして発がん性のある物質には閾値の無い事について説明致ししました。
後半は環境中に排出されている有害性のある化学物質について最新のPRTRデーターを元に全国で排出量の多かった化学物質について話をいたしました。
また家庭からも化学物質が多く排出されているが特に洗剤関係がその約3分の2を占めておりこれらが排水と共に水域に流れこんでおり、その影響が心配される。
最後に化学物質に関する情報源についてお話しました。(P)
議論は活発に行われ有意義でした。PRTRのデータから、洗剤類の界面活性剤の排出量が非常に大きいこと、水生生物への有害性は大丈夫なのかといったことや、やはり工場からの悪臭、印刷工場の溶剤の臭い、自動車の塗装技術の進歩、油槽補給時のベントや、ドッグフードの添加物、黄砂によるアレルギーなどが議論されました。昼の部では、現在問題になっている放射性物質の内部被曝の問題について、長い議論が行われました。色々基礎から勉強する必要があると感じました。Ustreamは夜の部だけですが、以下でご覧になれます。http://www.ustream.tv/channel/from-ube-mizutotabemono
本シリーズの次回は6月21日(木)14:00昼の部、19:00夜の部で、第3回災害廃棄物について(話題提供浮田正夫)です。
なお、次週は13日(水)19:00~「自転車のまちづくり」最終回で話題提供は山口大学の鈴木春菜先生、14日(木)19:00~「世代間の対話」第5回で話題提供は西光寺住職佐々木真人さんです。(館長)
Copyright © Ube City Kankyo-Portalsite all rights reserved.
3749 0
ツイート
この記事のURL: http://ubekuru.com/blog_view.php?id=733
◆ 現在、コメントはありません。
この記事へコメントを投稿します。