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100分de名著 ナオミ・クラインの「ショックドクトリン」を視る機会がありました。

2023年08月31日

2007年の本ですが、アメリカの経済覇権のやり方について、理解することができました。解説役は堤未果さんです。https://www.dailymotion.com/video/x8m3lz6

まず、1973年に起きたチリのクーデターについてです。アメリカはチリの銅の生産に関心がつよく、株式の7割を米国の企業が持っていました。

しかし選挙でアジェンデ大統領が選ばれ、同産業の国有化など社会主義的な政策を進めようとしました。心配した財界の人たちが当時のニクソン大統領に対策を求め、チリ軍のCIA工作員が動いて、1973年7月クーデターを起こし、ピノチェト将軍が政権を奪取し、 反対勢力を抹殺します。

一方シカゴボーイたちが、ピノチェトに政策を提言し、新自由主義の経済を進めます。

一部の富裕層の収入は大幅に増えますが、まもなくひどいインフレとなり、失業者は増える一方になったということです。

このように、クーデターによってショックを与え、恐怖心を抱かせることにより、じっくり考えられない間に、大きな変化を進めてしまうというのがショックドクトリンの意味のようです。

チリの場合はクーデターとそれに続く反対勢力の抹殺が大きなショックであり、国民に恐怖心を植え付けたことになります。その結果、新自由主義経済の民営化がすすめられ、外国資本が参入するという典型的なパターンです。

番組では、続いて英国のサッチャー首相の時代のフォークランド紛争のことが出てきますが、4回分100分間全体を通して、わかりやすいので、興味を持たれ、見過ごされておられる方はぜひ視聴されることをお薦めします。

ところで、シカゴボーイズというのは、アメリカが奨学資金を出してミルトン・フリードマン シカゴ大学教授に新自由主義を学ばせ、教え子は国に戻り政府の要職に就き、影響力を発揮するというものです。

参考に挙げた右の引用文では竹中、宮内両氏はシカゴボーイズ的な人たちといった意味で使われているようです。
また、下の参考文では、宇沢弘文教授は、フリードマン教授の友人であり、お互いに手ごわい論敵であったことが書かれています。

コーポラティズムは聞きなれない言葉ですが、膨大な公共資産の民間への移転によって、とてつもない富裕層と見捨てられた多くの貧困層の二極化を生み出し、安全保障への際限ない出費を正当化する好戦的ナショナリズムを特徴とすると、ナオミクラインは書いています。

その2につづきます。
(文責:浮田)

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