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3月に行われた島谷幸宏先生の九州大学最終講義Web参加のつもりが果たせなかったですが、動画が公開されていました。

2023年07月17日

18年間の間だったようですが、大変多くのプロジェクトを実施されたことにまず驚きますが、教えを受けられた林 博徳さんがその一部の内容を非常に要領よく紹介されました。

松浦川のアザメの瀬検討会では徹底的な住民参加と合意形成によって、氾濫原的湿地を再生し、人と生き物のつながりを図り、2017年度土木学会デザイン賞最優秀賞を受賞されています。

ワークショップの運営スタイルとして、専門家はアドバイザー。「してくれ」でなく「しよう」、繰り返し、話し合う、進め方も、みんなで考え、みんなで決める、など、島谷さんの基本的な考え方が示されています。

長崎県川棚川(波佐見川)の水辺の楽校プロジェクトは、シーボルトの川づくり塾として定着しているようです。

行橋市沓尾の姥ケ懐の修験道の聖地とされる海岸に道路が建設されることになり、聖地が失われる恐れがあると、原賀いずみさんから相談を受け、
協議の場を設け、検討された結果、計画変更によって聖地が守られたということです。

以下のサイトも参考になります。
https://www.spf.org/opri/newsletter/233_2.html
環境哲学から海への提言 東京工業大学 桑子敏雄さん

遠く新潟県佐渡島の「トキの野生復帰のための持続的な自然再生計画の立案と社会的手続き」については、環境省の事業として、2009年度から、先駆的な分離融合型のプロジェクトが行われました。農業従事者、漁業従業者、福祉関係者、商工関係者、学校関係者、市役所職員、県職員、地域高齢者、小中学生などのステークホルダー別に3年間で43回約1500人の方々と話し合いを重ねられたそうです。 
https://sites.google.com/site/shimataniyukihiro/ 佐渡のトキ研究の話 に詳しい解説があります。

川内川の劇特事業での合意形成と多自然川づくりは2006年の鹿児島県北部豪雨災害の復興において、難しい雰囲気の中、住民と行政をつなぐ役割を果たされたようです。

宮崎県高千穂町の山附川渓流の多自然川づくりでは、島谷さんは、水害で川が広がったところは広げる、巨石は残す、川底は固めない、などのできるだけ、自然の摂理に沿った対策を提言されています。

福岡県福津市の上西郷川の川づくりについても、住民と行政との話し合いに随分努力されたようですが、成功と失敗の繰り返しでこれまでに延べ100回以上の会合、現在も継続中とされています。

以下によると、アザメの瀬の1年前に2016年度土木学会デザイン賞最優秀賞を受賞されていて、下記のように紹介されています。
http://design-prize.sakura.ne.jp/archives/result/56
「上西郷川の改修事業は、独立行政法人都市再生機構の住宅開発にあわせて、福津市を事業主体として洪水の防御と環境再生を目的に行われた。上西郷川は、かつては護岸がコンクリートで固められ、生き物も少なく、水際に近づくことも困難な典型的な都市河川であった。洪水も頻発しており、住民からは暗渠化する希望が出される等、川と地域の繋がりも希薄化していた。その上西郷川が、本改修で自然豊かで多くの人に利用される川に再生された。」 

この上西郷川の取り組みは12年の経過を経て、円熟期に入り、産・官・学・民・教育界等、多様なステーキホルダーを巻き込み、川づくりの実践を通じて、人を育てることに繋がっていることを、林先生自身も含め、行政関係の職員、地域住民、幼稚園から小学校の子どもたちにまで、好影響を与えているということです。

実際今年度、小学校5年生の理科の教科書に掲載され、全国40万人もの子どもたちに影響を及ぼす潜在力が期待できるということです。(文責:浮田、その2に続きます)

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