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兵庫県立大学名誉教授で環境宗教学に詳しい岡田真水さんが逝去されたことを島谷さんのFBで知りました。
2023年07月16日
岡田真水さんが、 5月末に入院してガンとわかりわずか40日後に69歳で逝去され、河川流域管理で知られる島谷幸宏さんが考え方の面で色々教わることが多かったということを知り、どんな方だったのか、調べて見ました。
まず驚いたのは、2月1日に和崎 宏さんが主宰されるみんなの秘密基地ライブラリカフェでお元気にオンラインの講話をされている岡田真水さんの姿でした。https://hyocom.jp/blog/blog.php?key=331167
和崎さんの前座の講話、本気のシニア活躍社会を創る「ENGAWAプロジェクト」の内容も、実践に基づいた大変参考になるものでした。動画の中でコタツネコさんという言葉がしばしば出てきて、何のことか分からなかったですが、和崎さんのニックネームだったんですね。
2月1日当日も7名の活発なシニアの方が参加されていました。
主宰者がICTにお詳しい方で、奥様ともども、活発な興味深い活動を展開されています。また、全国的にも強力なつながりをもっておられるようです。
地域ネットワークのあり方として、Give and Takeの連携からWin and Win
の協働、さらに協働領域の割合の大きいGive and Give の共働へと進歩するという概念も初めて知りました。
仏教の「利他」の徹底ということが関係しているのでしょうか。
さて、岡田真水さんのお話ですが、一番印象に残ったのが、地域の絆をいじする伝統的な「講」についてです。頼母子講、無尽講、もやい講、結い講、念仏講、法華講、恵比須講など、色々な講があったようです。
確かに地域のコミュニケーションの場として大変重要な役割をはたして来真したが、運営の重要な点として、
1)時代が変わり役割を終えたものは解散して、また新しいものをつくること
2)講の仲間として誰でもかんでも受け入れるのはさけた方がいいこと
4)お寺の宗派や、社会的な地位や立場、地域の違いなどにこだわらないこと をあげられたことは大変印象に残りました。
岡田さんは、頼まれたことはできるだけ引き受けるようにしているそうです。
辻立ち説法やその後の講話会など、やはりこのような講話会などでも、遠くの方々もオンラインで参加されているようです。
最後に環境面でのお話がありましたが、現代の環境問題はやはりこれまでにない人口爆発ということがありますが、これまでも人類はピンチをくりぬけてきた。たとえば、紀元前1世紀頃の世界的な大干ばつ。大飢饉の時代には、インドで大乗仏教が興り、仏教の教えが教典として、受け継がれるようになったとされました。
また、崇神天皇の時代、疫病の発生、干ばつがあり、河内でため池をつくる公共事業が行われ、おそらく崇神天皇の古墳ではないかと言われている、周りに広い池があるが、むしろ古墳自体が、ため池を掘った残土処理であっただろうとの見解が述べられています。その時写真には島谷さんの姿が映っていて、なるほどと思いました。島谷先生の九州大学最終講義の内容については別報にて紹介させていただきます。
お二方のお話は、今年度、重点課題として計画している「銀天カタリバ」のやり方について、大きな参考にさせていただけると思います。
末筆ながら、岡田真水師のご冥福をお祈り申し上げます。(文責:浮田)
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