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山口大学グリーン社会推進研究会設立記念シンポジウムに参加しました。

2022年03月22日

3月17日ホテルニュータナカで開催されたシンポジウムでいろいろ勉強させていただいた。
産業界からは宇部興産(株)と(株)トクヤマからそれぞれ、Green Transformation 、カーボンニュートラルの取り組みについて紹介され、山口大学からは実用化に近い特色ある取り組みとして、中高温微生物研究センターとブルーエナジーセンターからそれぞれ「酒造残渣および排水からのエタノール製造とグリーン電力化技術の開発」と、「ブルーエナジーセンターによる塩分濃度差発電(SGE)」の2題の発表がありました。

研究会は、組織図にあるように7部会から構成されています。詳しくは以下を参照してください。https://kenkyu.yamaguchi-u.ac.jp/sangaku/?page_id=4373

もともとこの研究会に参加したのは、うべ環境コミュニティーの主要メンバーから、組織の持続性のために具体的な課題として食品系廃棄物の堆肥化に取り組むべきであるとの強い要請があったのが動機です。

山口大学の1題目の発表は中高温微生物研究センターからの発表であったので、関心を持ちました。しかし、堆肥化の場合は70℃といった温度ですが、通常20~30℃で行われるアルコール発酵を、40~45℃で行って、冷却のエネルギーを不要とし、酒造残渣と排水からエタノールをつくり、これを発電に有効利用するという技術開発についてのお話でした。演者は40数年地元の企業に勤められ、その後山口大学のURA(University Research Administrater)の一人として活躍されている横田守久さんでした。
http://kenkyu.yamaguchi-u.ac.jp/ura/profile/staff.php

横田さんは、企業化目線で見た、エタノール発酵に重点が置かれていますが、この技術開発プロジェクトに取り組む際の8つの課題と、それらについての考察をあげられました。このプロジェクトは3年間ですが、最終の次年度には実用化の判断をすると言うことで、なかなか簡単ではないのだなあという印象を受けました。食品系廃棄物の堆肥化についても同様だと思います。

2題目はブルーエナジーセンターの比嘉 充 教授の発表でした。恥ずかしながら、ブルーから、ブルーカーボンに関連したものかと勘違いしていましたが、膜を利用した海水・淡水の塩分濃度差発電のことでした。
内容的に難しいので、よく理解できませんでしたが、非常に精力的に研究を進めておられるようです。

しかし、これら4題のプレゼンをお聴きし、山口大学レポート2021や山口大学の工学部や農学部の研究紹介を通して、技術開発で、2050年のカーボンニュートラルを達成することは非常に難しいのではないかという印象を持ちました。

パネルディスカッションでは、上西 研 会長の司会で、4人の演者に山口県産業戦略部長の平野さんを加えて、グリーン社会実現に向けて、これからはオープンイノベーションが時代になるべきこと、そのためには産学公それぞれに期待されることは何かについて議論が行われました。

まず平野さんから山口県の温室効果ガスの削減計画に関連して、短い紹介がありましたが、企業側からの発表でもありましたが、山口県は産業部門の排出割合が約68%と、全国の35%と比較して非常に大きいこと、しかしその特性を逆手にとったポテンシャルもあるのではないかといった期待も感じられました。

また、産学公の役割については、トクヤマの縄田トクヤマ研究所長の発表で述べられた、
・産の役割として、ノウハウ・人材・資金
・学の役割として、常識や定説にとらわれない柔軟なイノベーション、
・公の役割として、法・条例整備、インフラ・計画整備とそれに基づく補助金等による加速および、企業間連携、産学連携のコーティネート が挙げられ、
 CN(Carbon Neutral)、SDGsの達成には個社では対応できず、産学官連携が特に重要であると指摘されています。

左のマークは当研究会のロゴマークということですが、なかなかしゃれていますね。
また、その下の表は7部会をの内訳を含め、3月11日現在の会員状況で、100、100位にもって行きたいということでした。

また、山口大学は総合大学であるので、技術系だけではなく文系からの参加も望ましいこと、そして岡学長も「教育部会」もあってはいいのではとのお話もありました。

会場からの意見がなかったので、たいへん僭越ながら感想として、今は人類社会の未曾有の困難に直面しているのであり、是非そのような、広い見方で取り組んでいってほしいという、期待をのべさせていただきました。 (文責:浮田)

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