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この土日、NHKスペシャルの興味深い動画3編を見て貴重な時間を過ごしてしまった。
2021年04月11日
まず目に衝いたのは、第17集の「人類の危機」の中で、スペイン風邪のかなり詳しい映像があったことです。
このほか、世界大恐慌、キューバ危機、チェルノブイリ原発事故など、1時間半と長いものだが、最後まで見てしまいました。
https://youtube.com/watch?v=cwSMj549IDU
NHKスペシャル 映像の世紀プレミアム 第17集「人類の危機」、
第一次世界大戦のアメリカの参戦によって、ヨーロッパはじめ世界に拡がったが、終戦後当時のウィルソン大統領はドイツに対して過酷な芭蕉金を要求することは避けたほうがいいという意見であったが、パリでスペイン風邪に感染し、英仏の主張に同調してしまったとのこと。これがヒットラーのナチスの台頭と第二次世界大戦に結びついたということでした。
二つ目は前後しますが、第5集「グレートファミリー巨大財閥の100年」です。
https://www.youtube.com/watch?v=9U3GRk-JMZI&t=6s
石油王のロックフェラー、金融財閥のモルガン商会、総合化学メーカーデュポン社、ユダヤ系財閥チャイルド家、ホテル王ヒルトンなどを取り上げている。
先ほどの第一次世界大戦の終戦処理におけるウィルソン大統領が英仏の主張に妥協したことについて、スペイン風邪の影響には触れられず、モルガン商会の影響が言及されています。
終わりに、ロックフェラー1世が晩年に語った言葉が紹介されています。「多大な冨は、多大な重荷であり、多大な責任である。また多大な冨は、大いなる祝福か、大いなる呪いか、そのどちらかをもたらす。」
三つ目は、第19集「東京 破壊と創造の150年」です。
https://www.youtube.com/watch?v=O8f8D1Eluvs
関東大震災による大きな被災と、その後の後藤新平らによる土地区画を含めた復興、第二次世界大戦末期の東京大空襲からの復興は都市計画をふまえた復興計画が企図されたが、GHQからは復興ではなく復元にとどめるよう指示されたことが印象に残りました。
この動画の中で現在大河ドラマで取り上げられている渋沢栄一が三度ほど登場し、やはり最後に、関東大震災後に、「明治維新以来、帝国の文化はしんしんとして進んだが、・・・・・ その文化が果たして道理にかない、天道にかなった文化であったろうか。近来の政治はどうであったか。また経済は私利私欲を目的とする傾向はなかったか。・・・」と言う言葉を残されたそうです。。
関連して、先月の新聞に坂本龍馬暗殺「沈黙の目撃者」の記事がありました。誰が何のために暗殺したのか謎に包まれているようですが、左半分はこれまたようやく読んだ原田伊織の明治維新の過ち「列強の侵略を防いだ幕臣たち」の、あとがきの部分です。われわれが習ってきた歴史に色々な疑問点が呈されています。
新型コロナ対策も混迷が続く中、近代の歴史の再評価を含めて、これからのことを考える姿勢が重要ではないでしょうか。
世界の大富豪ファミリーの動画に関連して、封建主義、民主主義、共産主義、新自由主義に替わる、新しい経済社会制度を真剣に模索する必要があると思います。ロックフェラー1世の、「祝福か、呪いか」と言う考え方も、二元論の表れでしょうか。
先日も紹介した「人新世の資本論」まだ読めていませんが、これまでの資本主義経済システムでは、本質的に持続可能でないことは理解できるように思われます。(文責:浮田)
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