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山口県ひとづくり財団環境学習推進センター主催環境学習会の見学会の報告です

2019年10月03日

山口県ひとづくり財団環境学習推進センターの主催で行われた環境学習会では、午前中の講義に引き続き、午後は、3カ所の関連の施設見学がありました。
 
1ケ所目は山口市大浦一般廃棄物最終処分場です。
 この処分場の建設あたって、準備段階から苦労された山田場長さんの説明を受けました。
 地元の説得など、ずいぶん時間をかけられたようで、2,3年は文化財の調査等 4年は住民説得にかかったということです。

クローズド型に近い覆蓋式の屋内型の、最新型の最終処分場です。

施設の概要は図に示すとおりです。

専ら山口市不燃物中間処理センターの破砕選別後の不燃物残渣が埋め立てられています。

 このような覆蓋型の処分場は、周防大島町にもあります、16000m3で小型です。
https://www.tobishima.co.jp/laboratory/technique/pdf/57/gihou_57-2008-13.pdf

 山口市には他に小郡や秋穂にも処分場がありますが、小郡は火災ごみ、河川泥など、秋穂は 煉瓦やブロックのたぐいを処分しているとのことです。

跡地利用を考慮して、時々天井に設けられたシャワーノズルから1日8トン散水し、一部循環利用はしています。

自然の水の利用もあるが、その場合は浸透水量が変動して排水処理にかえってコストがかかるそうです。

壁面の中吊りのパイプは、換気、室温調整の役割を持っている。鳥の侵入はほとんど無いとのことでした。

搬入物である不燃物破砕選別残渣は、上からみると 硬いプラスチックの破片が多いが、横から見ると土が結構多いです。

破砕機の刃の大きさを変えたので、処理水等の分析は1回/年から2回/年にしたそうですが、搬入物についての分析は行われていないようでした。

不燃ごみに、土がなるべく入らないようにし、その上で、不燃残渣から硬質プラの選別を加えるなりして焼却に回す可能性など、考えるべきではないかと感じました。

宇部市の不燃物残渣についても同様ですが、残念ながら宇部市もその組成分析は行われていないようです。
http://www.ubekuru.com/blog_view.php?id=5227

なお、宇部市は今年度、小羽山で硬いプラの分別収集をモデル事業で実施しています。

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