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9月29日トキスマで開催されたUBE Exhibition 続報です。
2019年10月01日
9月29日トキスマで開催されたUBE Exhibition 続報です。 講演会後、の後半勉強会等の内容の紹介です。
いくつかのグループに分かれて、このトキスマをどう活用するかということを議論しました。
あまり考えたことがなかったので、あまりいいアイデアは浮かばなかったですが、全体として、色々な意見が出ました。
上勝町のごみステーションのような場所にして、循環経済のことをかんがえられるようなコミュニケーションの場として、量り売りの店の普及が進んでいないので、そのアンテナショップや、プラスチックフリーの店舗のモデルになるような場所、あるいはモノだけではなく「知の循環」の場として、他世代が勉強し合うような場所にするとか、リサイクルリユースショップカフェはどうか、など。、
その後、残った人達でいくつかのグループに分かれて、ギャラリーツァー関係者から説明をお聞きしました。
以下、何枚か、展示の一部をしめします。
左側のパネルは、上勝町の紹介パネルで、鯉のぼりの生地をジャンパーや袋類等にリフォームした作品が展示されていました。
生地自体が化学繊維ですので、肌触り等、若干違和感を感じましたが、このゆなリフォーム、アップサイクルは、これからの循環経済の時代においては重要なプロセスになると思われます。
右は、竹を自転車に構造部材に利用した実物を、考案された益田さんご自身から説明を受けました。いまのところ日本の竹ではなくインドネシアの竹しか使えないこと、
竹繊維の利用については中国が技術を持っていること、家具用途は意外に難しい面がある、セルロースナノファイバーは期待できるが、技術開発が必要などのお話でした。
宇部市が「ノープラUBE」の宣言をしたわけではないでしょうが、そのくらいの意気込みえ取組始めていただきたいものと思います。
上勝町もそもそも1993年の町民一人一人が活性化のために知恵を絞るという1Q運動、2003年の「ゼロ・ウェイスト宣言」からスタートして今日に至っていることを考えると、そのくらいの意気込みが大事だと思います。
右は、楠クリーン村の活動紹介です。若い人達が有機農業に真剣に取り組み、もともとフェアトレードの第三世界ショップに機嫌を持つ団体である、東南アジアから、研修に訪れることも多いそうです。
先ほどトキスマの活用法についても出ていましたが、リサイクル工房、ショップやコミュニエーションの場が、世界各地の例が紹介されていました。
とくにプラスチックや金属その他様々なごみをリユース、リサイクルして活用する場が多いです。日本の各地のリサイクルプラザでも大抵そのような役割を果たしてきています。最近ではごみから、より価値の高いものを創作するアップサイクルと言う言葉も多く聞かれるようになってきました。
先日のごみ減量アイデアで香川高校の重村さんが提案された、空き家を活用した、ごみの有効利用を介したコミュニケーションの場づくりも、トキスマの活用法の中の同様の提案や、上勝町のごみステーションの場、今回展示されていた世界各地の同様な動きと、合わせてずいぶん印象に残る10日間でした。
また、先日のパブリックディベート大会や、ごみ減量アイデア募集でも、竹林の管理や生ごみを市民茶園に戻すといった提案がありましたが、日本各地あるいは世界的にも、食育や環境学習を兼ねて農地を活用した施設や、地域内に極度に菜園になるような土地がないところでも、そのような動きが見られるようになっているようです。
環境省が、最近「地域循環共生圏構想」に力を入れていることとも同様の流れにあると思われます。
いずれにしても、持続可能な世界をつくるためには、このままの一方交通型経済システムではだめであり、循環経済システムに抜本的に変えていく必要があると思われます。
まったく簡単ではない難問ですが、市民がもっと意識をし、産官学民あげて、真剣に挑戦して行かなくてはならないと思います。
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