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今年の新天町子どもまつりではエネルギー問題のことを考えさせられました。
2019年05月07日
今年も、新天町こどもまつりに参加しましたが、今回はエネルギー問題について、考えさせられることが多かったです。
われわれが展示したパネルや、実験装置のうち、子どもも大人も興味を示したのは、太陽電池で水を電気分解し、発生した水素を蓄えて、水素と酸素を反応させて発電し、モーターを回転させる装置です。
価格は9万円近くして高価ですが、昼間に発電した太陽光発電の電気を蓄電して、夜も使えるようにする蓄電器の必要性に関心が高まりつつある中で、興味深い装置です。
われわれの展示ブースの斜め向かいには上関原発に反対する活動を粘り強く続けている、いのち未来うべのブースがあり、署名活動も行われていました。
4月24日には、西沖の山に建設予定で進められていた120万kWの石炭火力発電所の計画が、その45%の出資者であった大阪ガスが撤退したことにより、右下に示すように、計画の見直しが発表されたばかりです。
エネルギー問題、中でもわれわれの生活に欠かせない電力をどのように生産するのか、持続可能な社会実現に向けて、非常に大切な問題です。
政府により示された2030年度における電源構成の案では、石炭火力26%、原子力22~20%、再生可能エネルギー22~24%となっています。
しかし国際的な動向からみれば、石炭火力の逆風がつよく、またとくに国内においては東電福島第1発電所の深刻な事故以来、原子力発電に対する拒否反応はつよい状況です。
わが国の再生可能エネルギーに対する取組は遅れていると言えます。
4月の初め頃に、新聞に二井関成元山口県知事が、上関原発の原子炉の設置許可について、国はあらためて知事の同意を求めるべきであるという意見が述べられたことが載っていて、印象に残りました。
残念ながら、その新聞が見あたらなかったので、ネットの記事を上げています。
原子炉の事故の可能性はもとより、テロ攻撃の危険性もさることながら、その廃棄物の処理・処分を何万年という間、将来世代に委ねなければならないこと、まだ現実的にその安全な場所の確保もできていないことを考えれば、いくらCO2の排出量がほとんどないとしても、反対せざるを得ません。
当日、渡されたいのち・未来・うべ 通信を読んでみると、なるほどと思う事や、そうだったのかと思うことが、書かれています。
同じ号に岡本さんの「上関原発の用地埋立禁止住民訴訟の控訴審を傍聴して」 という記事もありましたが、ここでは割愛しています。
住民の訴訟に、県が控訴しているということは、地裁での裁定を不服として、高裁に控訴したということなのでしょうが、この辺の状況についても、これまであまり知りませんでした。
いまは、持続可能な社会、持続可能な人類の世界を実現していくために、非常に重要な選択の時期だと思います。
原発賛成にしても、反対にしても、しっかり自分事として考え、それぞれが省エネを考え、実行し、日々の生活に追われ、何となく社会の流れに流されないようにすることが大事です。
自分の子や孫、将来の世代のために、安易に事が進められていかないように、切に願いたいと思います。
(文責:浮田)
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