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小選挙区制と政治面から見た平成の評価に関する記事

2019年05月08日

平成最後の4月30日早朝、NHKラジオで、田中秀征氏が、「小選挙区制で、党の方針に従わなければ当選できなくなったのが大問題だ。自分はさきがけのとき、地方自治が徹底してからでないと小選挙区制はだめという考えだったが、もう少し明確に反対すべきだった。」 ということを話しておられた。

今日の朝刊で、「時代の責務担う人、小選挙区制で表れず」の見出しに惹かれて読んだ。

小選挙区制は平成6年から始まった。
その効果は長年続いた自民党政権に代わる、新党さきがけや民主党政権の誕生をもたらしたが、行政改革も道半ば、民主党政権は東日本大震災の不運もあり、結局田中氏に言わせれば、平成は「停滞の時代」という評価になる。

地方自治を確立してからというのはラジオでは短時間でよくわからなかったが、下段の囲いに書かれていいるのがその理由のようだ。

要するに、政党執行部が圧倒的に力を持ち、そのおメガネに適わない人は政界に出られなくなり、気骨ある政治家が出にくくなったということ。

今ほど政治の役割が大きい時代はないのに、これでは本当に心許ない。

上段で述べられているように、自民党の若手から新しい動きも期待したいものである。

小政党が多すぎて、どこを選んでいいか分からない、支持政党なしの割合が大きく、棄権する人も多いのが現状だが、田中氏は現実的な改正案として、比例代表の配分を増やす提案をされている。

いずれにしても、政治家の奮起を期待したいものです。若い政治家もはじめは理想に燃えていても、歳を重ねると次第に現実に流されがちになると思いますが、初心を忘れないよう精進してほしいものです。

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