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宇部工業高校の大濱先生達のESDのとりくみ、熱血先生の思いを聴きました。
2018年08月30日
長年にわたり、実に色々な取組を精力的にやられたエネルギーにはいつも圧倒されています。
今回まとまったお話を聞くのは2回目ですが、先生の熱い思い、本音が聞けて良かったです。
ESDを意識した授業を全教科でやる。
ESD評価規準の作成
ミズベリング、にぎわい宇部等のまちづくり
理科教室や、古代たたら製鉄の体験 等々
生徒さん達も大変ですが、先生はもっと大変でしょう。
ESDを通して、身につけさせたい7つの資質を意識してやってきたとのことですが、この評価規準を津島先輩にも助言をもらいながら、4年かかって作成し、県教委、文科省に承認されたということです。
7つの中では、「批判的に考える力」が大事であり、単に一方的な批判ではなく、よく相手の意見も聴いて咀嚼した上で、自分の考えを詰めていくことが重要とのことでした。
色々な取組を生徒や学校を巻き込んでやられるには、やはり大きな苦労があったと思います。また生徒達にも、世の中理不尽なことが多いのだから理不尽なこともあえていう、集団行動をきちんと取らせることにも注意しているそうです。
一番の成果は、生徒達の成長、自己肯定力の向上で何より嬉しいことだということには印象に残りました。
ところで、われわれも、2,3年来、環境学習の枠を広げて、こども達の「生きる力」を育むためのESDの普及に取り組んでいますが、先日の夕刊記事に、「コミュニケーション力」や「創造力」等を身につけなければならないというプレッシャーが若者の中にあるという論説が出ていました。
やはり、一人一人の個性を伸ばして、それぞれ自己肯定感をもち、生きていけるような社会環境づくりを目指さなくてはならないということでしょうか。我々もESDを推進する上で意識しておかなくてはならない点だと思います。
小さい囲みの部分から、学力をつけることだけに専念させられてきた教育のあり方も問題です。自分がいい生活をするためだけではなく、世のため、人のために役立つことの大切さを、その他基本的なしつけとともに、しっかり教える必要があるように感じます。
大濱先生のお話の中にも出てきましたが、日本の若者の自己肯定感が外国に比べると低いということについて、下記のネット記事から、その傾向を紹介します。、http://www8.cao.go.jp/youth/whitepaper/h26gaiyou/tokushu.html
確かに、自分に満足している割合は、日本は45.8%、韓国71.5%、アメリカ86%と、際だって低い傾向にあります。ゆうつだと感じた割合は日本77.9%と高く、韓国63.2%、アメリカ41%となっています。
教育界ももっと真剣に受け止めなければならないことだと思います。
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