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環境省プロジェクトのアクトビレッジおのWGの第2回研修会がありました。

2016年10月17日

宇部工業高等学校の11名の学生を含む総勢21名が参加して、第2回のアクトビレッジおのWGの研修会が開かれた。

まず、津島主査より、この研修会の目的と時間スケジュールの説明を受けた後、水田の環境保全機能に関するDVDを鑑賞した。

以下、DVDの内容の簡単な紹介である。
地球温暖化によって、黄土高原やタイ東北部などで、水不足のため、農業が影響を受けているが、日本は水資源に恵まれ、灌漑用水路の整備も進んでいる。

水田は水のダムの働きもあり、44億m3の貯水量に相当するとの試算もある。
棚田は、土壌浸食防止の役割も果たしている。

水田は、水のプールとして重要であるばかりでなく、生命のプールでもあり、生物多様性の保全にも役立っている。

しかし、近年は、お米の需要の低迷、高齢化等によって、水田の耕作放棄地も増加しており、これら、水田の環境保全機能の低下も問題になりつつある。

その後、バスと車に分乗して、上宇内に移動し、徒歩で、小野湖の水を守る会の発足の契機となった産廃処分場の計画地の近くのため池、そのしたにある水田を見学した。

大池はヒシで水面の多くが覆われていた。鉄分が豊富なのかもしれない。

津島さんや森山さんから説明を受け、徐々に高齢化が進み、下に見える水田はすでに2,3年前から耕作されていず、セイタカアワダチソウなどが生えているのが見える。

上側の田んぼは2軒の農家、耕作放棄地以下は3軒の農家の土地らしいが、高齢化のためあと3年が限界であろうと

小野のお米は、水や、土質のために、非常においしいそうだが、JAに出されると、通常混合して出荷されるので、うまさが目立たなくなるとのことである。

地元から参加していただいた、安藤さんのお話では、畦も虫除けのために、草刈りが必要であるということである。

農家の人が一人作業しておられた。

山の斜面下部のところまでは草刈りが十分できなくなっているようである。

イノシシよけの電気柵の電線は収穫後は安全を考慮して外されていた。

一旦山の中の道にもどり、下に見えた耕作放棄地に近づいてみた。

道の土は赤く、鉄分が多そうな地質である。

帰り道、斜面に結構大きなごみが散乱していた。上の方に廻ってみると、軽トラの入る道路から落とされた不法投棄ごみであることがわかる。

こんなところまで、ごみを捨てるなんと、情けないことである。

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