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佐賀市バイオマスタウンバスツァーで先進的な事業を学びました。

2024年03月24日

3月15日、宇部環境国際協力協会「2023年度環境保全技術講座」とうべ環境コミュニティー「第3回環境サロン(出張)」の連携事業として、前者を主体に実施され17名が参加しました。

朝の7時半から夜の7時半まで、かなり強行軍でしたが、得るところが多いツァーで、好評裏に無事終了しました。

佐賀市は市町村合併後、平野部から北部の背振山系を含む面積432km2、人口約227千人です。
意外と遠かったですが、高速道路を下りると、ずっと平野が続きました。途中から、裏作の麦の栽培だそうですが、緑の農地が広がり、そのまま南に向かってまず、第一の見学先、佐賀市下水浄化センターに到着しました。

計画処理人口は187,400人、分流式下水道で、昨年度に日平均流入下水量は55,638m3、消化ガス発生量は日平均 6,442mm3で、消化ガス発電による電力自給率は40%、見学の主目的であった下水汚泥肥料の出荷量は年間1,606tとなっています。

今回のバスツァーでは午前中は下水浄化センター、昼休は東よか干潟センター、午後は佐賀市清掃工場で、位置関係は左図に示す通りです。右図は下水浄化センターの位置を拡大したものです。

さて、下水浄化センターのバイオマス有効利用に関する取り組みは汚泥の肥料化のほかに、処理水の有効利用、消化ガス(バイオガス)発電・熱利用と多岐にわたっていました。

有明海は全国一のノリ養殖で知られていますが、全国的な傾向として、海の水がきれいになりすぎて、これに配慮した下水処理の季節的な運転管理が行われていることを知りました。

まず、汚泥肥料についての説明です。
2009年度より、下水汚泥堆肥化施設が稼働、およびバイオガス発電もスタートします。

脱水汚泥の全量を肥料化して年間1,400tを製造、コストは焼却処分に比べて4割削減、CO2も86%削減の効果があったとされています。

汚泥肥料は20円/10kgで売却され、農業サイドからの喜ばれているようです。

肥料成分は窒素2.7%、リン酸4.1%であり、重金属も国の許容値と比較して、ヒ素5.4mg/kg(許容値50mg/kg)、以下同様にカドミウム1.5(5)、水銀0.4(2)、ニッケル36(300)、クロム35(500)、鉛39(100)といった値が示されています。
国の許容値等は以下に詳しく解説されています。
https://www.maff.go.jp/j/syouan/nouan/kome/k_hiryo/pdf/kouhyou1.pdf

YM菌というのは、(株)山有の山村正一氏が霧島火山帯の土壌から発見したバチルス属当の特許微生物で、下水浄化センターの高温の堆肥化に活かされているようです。
https://ym-sanyuu.co.jp/home/ym-bacteria/

説明の後、現場見学をしました。随分広い汚泥堆肥化施設で、発酵日数45日、施設能力 30m3/日、上中央の写真で、右下の小さい明かりは裏口です。

流入した下水などの窒素やリンのどの程度が汚泥肥料中に移行して有効利用されているのかという質問に対して、窒素については、流入負荷の約50%、リンについては80%の可能性があるとのことでした。もしそうであるとすれば、すごいことだと思います、
(その2に続きます)

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