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7月22日(土)午前中、山田洋次監督の最新作「こんにちわ、母さん」宇部特別先行上映会がありました。
2023年07月24日
7月22日(土)午前中、山田洋次監督の最新作「こんにちは、母さん」宇部特別先行上映会がありました。
見終わって、とても感動的な印象と、監督をはじめスタッフの皆様が伝えたかったことが共感できました。
会場でいただいたYY会(会長:宮本輝男)が用意された冊子には映画の情報がかなり詳しく載っていましたが、表紙と2頁程度紹介させていただきます。
表紙の岡本正和さんの鉛筆画を見て、何となく昔の居能駅かなと勝手に想像しましたが、よく見ると、鳥取県の若桜鉄道の安倍駅と書いてあります。
撮影の主な舞台は、高層ビルの企業の職場と隅田川界隈の下町でした。現代人が抱えている問題がユーモアも交えながら描かれていました。
お母さん役の主役の吉永小百合さんのほかの俳優さんたちの写真です。
映画終了後、山田洋次監督とお巡りさん役の北山雅康さんの、直のインタビューがありましたので、ネットから北山さんの写真も加えさせていただきました。
1945年3月10日東京大空襲の地獄絵を想像される言問橋での場面では、お母さんの息子役の大泉 洋さん、誇り高き浮浪人イノさん役の田中さんと、お巡りさん役の北山さんが熱演されています。
インタビューの中で、山田監督は、西宇部の競馬場まわりのおでん屋さんのおばさんから、売れ残ったちくわを自転車で売りに行って、全部買ってくれ、「これからも売れ残ったら持っておいで」と言ってくれた思い出が語られました。そして、今回の宇部訪問は、生き方に大きな影響を与えたマドンナの娘さんから、母親から話を聞いていたという手紙を間接的にもらわれたことで、これまでとはまた違った感慨をもったと話されました。娘さんは90歳ということで、時代の流れが感じられます。
当時住まわれていたお宅は藤山ふれあいセンター近くで、そこから競馬場までは5km弱です。
ちくわの仕入れ先は、これまた、なんとなく海岸の工場を日本海の方から仕入れられたのかと思っていましたが、
http://ubekuru.com/blog_view.php?id=5999
宇部の海岸の意味だったんですね。そしてこの仕入先の筋からも間接的に情報が届いているということでした。終戦直後の当時は、まだいくつかの小さい加工場があったものと思われます。
最後に、ネットで検索していましたら、主要な俳優さんたちと山田洋二監督の完成記念記者会見の動画がありました。https://www.youtube.com/watch?v=jx7qXWIOClE
この物語の原作は永井 愛さんで、山田監督は20年以上前から映画化したいと思ってられたようです。
映画を見られたあとに、この会見を見られると、映画づくりについて、2枚目右側の写真からもある程度想像できますが、とてもいい勉強になるのではと思います。
蛇足ながら、小百合さんはじめ皆さんすごい俳優さんです。宮藤官九郎と役柄のギャップにも驚きます。(文責:M.U.)
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