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ひとづくり・地域づくりフォーラムin山口の実勢事例発表の中から2例を紹介します。

2023年03月10日

2月18日に開催された第17回ひとづくり・地域づくりフォーラムin山口の実勢事例発表について、その3として印象に残った2例を紹介します。

一つ目は岡山市のNPO法人 だっぴ による「若者が大人とつながり、自分の可能性を開拓する」と題した同法人代表理事の森分志学さんの発表です。

森分さんは33歳前後の青年ですが、岡山大学教育学研究科修士課程修了して、2年間大阪の教育系広告代理店に勤めたのち、Uターンし、だっぴの活動に参加、4年後に代表理事になられたということです。

だっぴは、中高生と大人の対話プログラムをそれぞれ地域と連携して、これまで11年間で岡山県、鳥取県の15市町村中学校・高校で中学生5051人、高校生1168人、大学生2239人、大人2780人の参加実績があるそうです。

もともと、森分さん自体が、大学時代はパチンコ屋麻雀に凝り、自身の就活でうまくいかなかったことから、高校の進学指導や進路指導を改善する必要があると感じたことが、このような活動に入られたきっかけのようです。

(参考)https://okayama-univ.com/posts/interestingokadaisei4
地元・岡山で”大人と若者を繋げる場”を創る、NPO法人だっぴ代表・森分志学先輩にインタビューをしてみた!

だっぴのミッションに掲げているように「若者の可能性と実現力の開拓」を、若者と大人がつながる場作りを行って、地域の教育力を高めていく活動をされています。

グループに分かれての話し合いになりますが、当初8人1グループが、コロナ禍で5人1グループになり、それがかえって密な議論をするのに役立ったとも言われています。

地域の地域団体のほか、行政や学校などもうまく巻き込んで運営されているのも成功の原因の一つのように思われます。

(参考)https://www.youtube.com/watch?v=2_RJfjDCoYE&t=6s
中学生だっぴムービー(3分)

もう一つの実践事例は京都市の株式会社 ほんまもん の奥出一順さん、秋月佐耶子さんの発表で生き抜く力を育む「いなか塾」のお話です。

京都市といっても、左京区の久多地区で、滋賀県高島市に近く、琵琶湖に注ぐ安曇川の上流部にあります。最寄りのバス停から徒歩で2時間半ほどかかるような辺鄙な場所であり、人口40人、平均年齢80歳。春夏秋冬の美しいところですが、冬は積雪が時には2m、氷点下15度というときもあるそうです。

森分さん自体、厳しい自然の中で、米づくり農業や地酒づくり、猟など等で生計を立てようとされたようですが、そんな甘いものではなく、そのうちに、ひとづくりの可能性に気づき、「いなか塾」をはじめられたということです。

塾といっても、学力をつける塾ではなく、生きる力をつける塾で、この不便な久多の地で、なんでも自分でやらなくてはならないこと、人と助け合いながらやらなくてはならないことから、人間関係に傷ついた不登校の子どもたちも、1週間程度の短い期間でも自分にもできる、という自己肯定感や自信につながる効果があるとうことです。

通信制高校生の5日間の体験塾でも、短期間餌をやって世話をしたニワトリを皆で、と殺し、さばいて、いただくことで、食べることの意味、「いただきます」の意味について、若者たちの心に深く焼き付くようです。

仲間と助け合わなければやっていけない状況も人間関係がうまくいかない若者たちに、「いなか塾」での生活は自然とうまくいくようになるようです。

人間関係については、「自分の甘さを棚に上げて、人のせいにしたり、育った環境のせいにしたり、時代のせいにするのではなく、・・・最後はやっぱり自分が変わらなあかん。」ということをしっかり教えられるようです。

奥出さんは、これからは、就職支援まで、一歩踏み込んでいく必要があるとされ、またそのためには、彼らを受け入れられる社会の体制づくりが必要であるとされています。

また、久多だけでは手狭になり、最近「いなか塾」の拠点を岡山県西粟倉村に移されたようです。

いなか塾に関しては、EDUPAN! の以下のURL  http://educanex.com/zigyosyokai/
で、事業紹介、いなか塾 株式会社ほんまもん をクリックすると、動画を含め、詳しい取材記事を見ることができます。Youtube 動画は以下です。
https://www.youtube.com/watch?v=cYVREeXYHN8
(文責:浮田)

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