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パソコン立ち上げ画面からペルーのリマに興味を持ち、水問題について考えました。(その1)

2022年08月15日

パソコンを立ち上げるといつも世界の景観が出てきて、時に興味をそそられます。
この度は、ペルーの首都リマの断崖絶壁の上に大きなビル群が林立する写真で、少し異様な感じを受けました。

人口900万人で、カラチ、カイロに次いで世界3番目の砂漠の都市であるとのことです。
しかしリマ周辺には、インダス川やナイル川のような大きな川がなく、少し都市部をはなれて山手の方に、ストリートビューで目を移してみると、確かに、緑のほとんどない岩山の砂漠のような環境で、その対比がすごいです。

Google Earthで、地形や標高を拾ってみると、赤星印の位置が1枚目の写真の場所で、その北西側、白星印の位置のカヤオに主要な水源であるリマック川が南太平洋に流れ込んでいます。

海岸から100km弱ほど東に行くと、標高4,5千mのアンデス山地になり、流域面積がさほど大きくなく、大きな河川がないわけです。それより東側はアマゾン側の流域になり、緑色も見られます。

リマック川の最上流部にあるマルカポマコチャ湖(図中水色の星印の位置)が主な水源のようですが、低温期の乾期には、湖の水位や川の水量も減少するようです。
その北側にかなり大きいフニン湖がありますが、アンデス山地の東側斜面にあり、マルカポチャ湖の水面が5430mに対して4140mで、自然保護区になっています。
 その水がどの河川に流れていくのか、アマゾン流域ではあるでしょうか、Google Earthでは定かではありません。
 ちなみに積雪の見られる山の標高は5456mです。

 リマック川の少し北にはチジョン川、南側にはそれぞれ約50kmほど離れてルリン川、マラ川、カニュテ川などが南太平洋の注いでいますが、似たような状況です。

よく、こんなところに大都市を作ったものですね。水問題を考えるとき、とても持続可能な都市とはいえないと感じます。

ざっと上流から下流まで、リマック川の状況を見てみます。

写真がどの季節にとられたものかによって、川の水量も変わることに注意が必要ですが、上流から下流まで、どのあたりも、川の水量は豊かな感じではありません。

おそらく、所々に取水堰があり、導水路で浄水場まで、水が送られているものと思います。


1996年にJICAが協力して、リマック川から150kmほど南にあるカニェテ川から余剰水量を導水路を建設してリマに送る計画を検討することになり、2002年1月にその結果が報告されています。
https://openjicareport.jica.go.jp/pdf/11679545_01.pdf

これによると、 2030年までのカニェテ川流域の水資源開発マスタープランの策定は行われたが、それよりもまず、リマック川の利水事業を改善することを優先すべきであるとの提言がなされています。

Google Map であh川の位置を正しくとらえることは難しく、レポートでは、少し小さくて見にくいですが、支川を含めた形状を見ることができます。

左側2枚の写真は、1枚目の写真の地点から、北へ10kmほど行った、サンマルチン広場です。おそらくこの地を征服したスペインの英雄の像なのでしょう。

しかし、少し都市の中心部を離れて山手の方に移動すると、右の2枚のストリートビューに見られるように岩山砂漠のような環境の中に、多くの住宅が密集しています。
また、あちこちに、水をためるタンクやごみの散乱も目につきます。都市部との対比が顕著です。

これからますます、水不足の問題が成果中で大きくなると言われていますが、その一つの典型例を見るような気がします。(文責:浮田))

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