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常盤海岸清掃時にプラスチックごみを考えるための事前調査(その2)
2022年06月17日
当初マイクロプラスチックに焦点を当てようと考えていましたが、、実際にやってみると、まず、資料を採取する場所に寄って結果が大きく変わると思われることです。
一般に砂が露出している場所では、如何にごみの堆積が多い常盤海岸西詰めであっても、肉眼的には、あまり多くのマイクロプラスチックを分別することはできないようです。
実際は藻屑にとくに白色の発泡スチロールの細片は多く付着しており、これを情報通り、分別していくと、海水中で比重分離をしても比重が似通っていて、分けることができません。
それと当日の時間が実質1時間ないと言うことを考えると、マイクロプラスチックにこだわらない方がいいように思われます。藻屑が堆積しているあたりで藻屑をはぐり、付着しているプラスチック破片をふるい落としたりして、その下にある砂ともに、肉眼でマイクロプラスチックをより分けでいった方が、今回の場合では、むしろ参考になるのではないかという気がします。
上の白い容器に入っているものは純粋な意味でのマイクロプラではないですが、かなり細かくなったプラスチックの破片です。小さいプラスチックのひもも見えますが、あまり大きさにこだわらず、手やピンセットで直接砂より藻屑からより分けていった方が、却っていいのではないでしょうか。
下の4つは一応曲がりなりにも情報通り分別を試みたものです。真ん中の二つは防波ブロックの内側のPSP細片の多く見られる試料も一緒に分別を試みたものですが、藻屑やヨシ屑の細片と分けることはできず、結局最後はピンセットでより分ける必要があります。
この6月12日の常盤海岸西詰めの経験は、その後、黒崎海岸に場所を移動して、藻屑の堆積帯周辺に焦点を絞ってその周辺のプラスチック細片を見てみましたが、、確かにそれらの堆積帯自体が大きくないですが、やはり同じような感覚で、プラスチックごみが細かくなっていくことを感じることができるように思われました。
さらに黒崎の岬部の岩場の絵画でも、所々砂が堆積しているところがあり、その上に藻屑などが堆積している場所が見られます。その場所で注意深くプラスチックの細片を探せば、常盤海岸西詰めと同様にそれらを見つけることができるものと思われます。
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