日本古代史へのオンラインタイムトリップ
2022年05月05日
連休の間、かなりの時間を日本文化に関する色々な考え方を読むことに費やしてしまいました。
最近、読んだのは、ルネサンスVol,7の田中英道監修「日本とは何か」「日本人とは何か」です。日ユ同祖論(ウィキペディア)にも興味があったので、そのあたりの田中先生の仮説にも注目しました。
グーグルマップで香取神宮と、鹿島神宮もどんなところか行ってみました。
縄文時代は海水位が高く、利根川河口から香取海がかなり奥まで入り込んでいたようです。
とくに関心を持ったのは以下の点です。
・日本の縄文文化は東日本を中心に、火炎土器(BC5千年頃)に象徴されるような誇るべき文化を持っていたということ、、
・ひげを生やしたユダヤ人風の武人埴輪が千葉県や茨城県あたりで出土していること、
・鹿島神宮、香取神宮が伊勢神宮や宇佐神宮に並んで皇室から尊崇される格式高い神社であること、などです。
これらの、時間的な関係もよくわからないので、ネットで調べてみました。
鹿島神宮、香取神宮とも創建は神武天皇時代であるとされています。また、林先生はこの辺りから、一度高千穂の方に移動して、それから神武天皇の東征が行われたのではないかとする大胆な仮説も述べておられます。
しかしそもそも神武天皇の即位の年代はいつ頃なのでしょうか。
調べてみると、BC660年という説があり、これが皇紀2600年とかにも使われていますが、第21代雄略天皇までの歴代天皇の寿命が100歳を超える12人、在位念づうが60年以上が10人といかにも不自然です。
http://www7a.biglobe.ne.jp/~kamiya1/mypage12.htm
そこで、さらに調べてみると、国際ロータリーPDGの田中 毅さんの仮説に出会いました。学問的裏付けはないと断られていますが、神武天皇から仲哀天皇までの在位期間の年数を四季それぞれ1年とし、応神天皇から安康天皇までを二季それぞれ1年として、神武天皇即位の年はBC125年と推定されました。
https://genryu.org/tanaka/rohen/rohen534.pdf
田中 毅さんはお医者さんで、すでにご高齢ですが、非常に活発な活動をされているようで、2018年には「真実を伝える日本史」を書かれています。古代史から現代史まで、多くの貴重な写真も使用され、参考になります。ボランティア精神に富んだすごい人だと感心いたします。ただ、内容的には、ややや戦前の歴史観に基づいた記述のようで、複雑な気持ちです。https://genryu.org/tanaka/rohen/rohen496.pdf
仏陀の教えの八正道のうちでも、最初の「正見」が基本であるとされます。偏らぬよう、真実を見抜く力を身に着けることが大事だと思います。
この文書の中の聖徳太子十七条の憲法の田中さんの訳文の一部。
十に曰わく、忿(こころのいかり)を絶ち瞋(おもてのいかり)を棄(す)て、人の
違(たが)うを怒らざれ。人みな心あり、心おのおの執(と)るところあり。彼是(ぜ)とすれば則ちわれは非とす。われ是とすれば則ち彼は非とす。われ必ず聖なるにあらず。彼必ず愚なるにあらず。共にこれ凡夫(ぼんぷ)のみ。是非の理(ことわり)なんぞよく定むべき。相共に賢愚なること鐶(みみがね)の端(はし)なきがごとし。ここをもって、かの人瞋(いか)ると雖(いえど)も、かえってわが失(あやまち)を恐れよ。われ独(ひと)り得たりと雖も、衆に従いて同じく挙(おこな)え。
一方、ユダヤ人の世界離散はAD66年から135年とされていますので、先の神武天皇即位年AD125年はたまたまこの時期に合っています。
ただ先の図の武人埴輪の作成時期が不明ですので、この時期にユダヤ人が一部、関東に来たのかどうかは不明です。
右側のメッセージは、やはりこの連休中に走り読みした堤未果さんの本の背表紙に書かれたものです。日本人の良さを「お互いさま」精神で表現されています。お金の暴力が暴走する世の中、大切にしたいものだと思います。
右側は田中英道先生がダイレクト出版の若手社員のインタビューに答えておられる部分です。日本人の「ありのまま」をよしとする特性と論理で複雑にしてしまうユダヤ人の特性を比較され、最終章の部分でも、日本に渡来したユダヤ人は日本の自然の豊かさと、日本人の優れた特性を評価して日本と同化したとされています。
先日、「陰謀論」についての発信をしましたが、知り合いの方から、以下のようなコメントをいただきました。
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島国根性か武士道かは良く分かりませんが、「喧嘩両成敗」や「越前裁き」という考え方で、どちらにも悪いところがあったではないかと説得すれば、双方が納得する「和の心」を有する日本人から見ると、
悪人か善人、勝者か敗者、敵か味方などの様に、極端に物事を分けるユダヤ教やキリスト教の人達が通常行っている裏工作活動を、悪いイメージの「陰謀論」と言っているだけではないでしょうか?
アメリカ政界内ではロビー活動することは悪いことではなく、当たり前のこととして認められ行われています。
しかし、日本の社会ではこの様な裏工作をしたことが他人に知られたら、たぶん陰謀を企む悪人になり、社会的に追放されるのでは。 (中略)
大陸の正義の考え方は、裏工作してでも絶対に社会的に悪人にならないようにして、勝者になることではないでしょうか。
日本人と比べ、やって良い事、悪い事の考え方が余りにも違うので、日本式では大陸人の行動を評価するには無理があるのではないかと思います。
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田中英道先生も、最後に次のよう結ばれています。
「・・・われわれの精神や感情というものは、いかに科学主義や唯物論の影響を受けようと、決して失われてしまったわけではありません。・・・・・その精神を礎にして、私たちは私たちの新しいルネサンスを打ち立てなければいけない。・・・それはまた日本だけにとどまらず、世界のルネサンスをも喚起するでしょう。」
(文責:浮田)
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