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(第3報) 床波海岸道路周辺ごみの分別計量データです、

2020年10月26日

左から、おそらく漁業用のPSPの大型の浮子が割れたもので、海上から護岸を越えて道路北側の草原まで飛ばされていたものです。

これよりさらに大きなPSPの浮子は黒崎海岸の護岸上に残置していましたが、10月26日確認しましたがおそらく先週末に、他の残置していた不法投棄ごみとともに宇部市水産振興課が片付けていただいたようです。

発泡スチロールは特に破片になりやすく、徐々に細かくなっていきます。

PSPトレイや食器のごみと、それらが細かい破片になったものも、先ほどの発泡スチロールの破片と別々に分別してみました。

おなじ袋から分別したPSPトレイ小片と、発泡スチロール小片破片の個数と、重さはそれぞれ、以下のようになりました。
     
PSPトレイ小破片  80個   0.025kg 0.31g/個
PSP小破片  96個   0.090kg 0.94g/個

現場でごみを回収する場合も、手袋をはめていては、感触がよくわかりません。

素手の場合、発泡スチロール破片の方が厚みがあるのでつまみやすいです。
PSPトレイの場合は薄いのでつまみにくいですが、時間をかければ、かなり細かいところまで回収できます。

それでも1cmより小さい破片はしんどいですね。

 さて、なんとか今回のデータをまとめた結果です。

左の表は、重量の大きい順に並べてみたものです。

ペットボトルが最も多いです。その他固い雑プラやその他生活雑品も多いですが、これらは不法投棄ごみの影響を受けていると思われます。
重量の合計は52.3kgと、当初持ち帰ったごみ28袋の合計58kgと比較すると、かなり少なめなっていますが、ビンの中に入った砂や飲み物の残りなどを捨てたり、
一部分別の対象にしなかったがあったためと思われます。

右表は個数の多い順に並べてみたものです。

もっとも多かったごみはやはりPSPの破片1753です。PSPトレイも含めた数字です。

次にペットボトルの524、カキ養殖スペーサーの473、その他固い雑プラ424、生活雑品338、菓子袋・レジ袋283、タバコの吸い殻117等となっています。道具・部品類が多いのはたまたま道路標識的なもののプラスチックが破片になっていたためで特殊なケースです。

総個数は4781個で、展示用に千個ずつ数えた2袋は分別していないので、これを入れると6781個になります。

もう4,5年、海岸や河口部、ダム湖、道路などのごみの回収、分別計量作業をしてきていますが、いつまでたっても分別計量作業は大変です。その理由は、
①ごみが非常に多様で、これといった決め手になる分類方法がないこと
②個数を数える目的には、a)単純にどんなごみが多いのか、b)どれだけの人が迷惑なポイ捨てをするのか、c)破片も含めて数を知りたい 
③回収するのに、どれだけの手間がかかるのか など様々なこと

参考までに、昨年の9月に実施した黒崎海岸の清掃活動のデータを比較してみました。
昨年は7月に地元環境衛生連合会の地元住民の方々によって一度清掃活動が行われており、我々も9月に同じ場所でごみを回収したものです。

今年のデータは、7月の清掃活動はコロナ禍のために実施されず、しかも今回は砂浜にはあまり沢山のごみがなく、午前中に地元の方々が回収されたものは含まれていますが、海岸道路周辺に散らばったごみが主ですので、きちんとした比較にはなりません。

今年は昨年に比較して、ペットボトルが多いこと、発泡スチロールの破片が多いことが目立ちます。ペットボトルも蓋がしてあると中に空気が入っているので海面に浮かびやすく、また発泡スチロールも当然かるいので、風に吹き飛ばされやすいことが原因であると思われます。

すでに報告していますが、海岸にごみが少なかったのは、大潮満潮の時に海岸に堆積していたごみが、海に戻されてなくなると言うことも今回、目の当たりにすることができました。

何はともあれ、無責任にポイ捨てしたり、不法投棄をする人をなくさないと、拾っても拾ってもきりがなく、問題の解決は望めません。シンガポールのように非常に思い罰金を科するなどの厳しい対策が必要かもしれません。
(文責:浮田)

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