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2020年04月09日
山口大学常盤台キャンパスの博士課程で学ぶ留学生Kabirさんのフェイスブックブックで、アルコール飲料の利用の仕方について面白い論文が紹介されていたので、その要約の部分だけ翻訳したものを示します。
著者の新竹積教授は沖縄関学技術大学院の物理学の異色の教授で、波力発電の研究などもされているようです。
単純に酒を飲むと免疫力が低下するのではと考えていましたが、意外な効用もあるようです。
以下、要約の訳です。
新竹積 沖縄科学技術大学院大学教授(物理学)
Possibility of Disinfection of SARS-CoV-2 (COVID-19) in Human Respiratory Tract by Controlled Ethanol Vapor Inhalation
(要約)
SARS-CoV-2やインフルエンザなどのウイルスは、親油性のエンベロープウイルスであり、アルコールへの暴露により比較的失活しやすい。
エンベロープは主に脂質二重層で構成されるが、それはウイルスのライフサイクルの粒子形成・出芽段階の宿主細胞から形成される。したがってこの脂質二重層は、突然変異後であれ、すべてのSARS、MERS、インフルエンザウイルスに共通であり、このようなウィルスは、同程度の濃度のエタノールへの暴露によって消毒される。
既存の実験データは、30〜40 v / v%のエタノール濃度が溶液中でインフルエンザAウイルスを不活化するのに十分であることを示している。
著者は、16〜20 v / v%のアルコール飲料が有効かも知れないと言うデータを示す。
ウイスキー(1:1温水希釈)、日本酒などを飲むことがこの消毒効果をもたらす可能性があると考える。すなわち、アルコール蒸気を吸入することにより、50〜60°Cで鼻を通して1〜2分間、気道;主に鼻腔内の内側の表面で凝縮し、アルコール濃度は〜36%に高まる。この濃度は、粘膜上のコロナウイルスを消毒するのに十分である。
私たちの気道は本質的にアルコール蒸留装置のようなもので、この方法は、気道により多くの水分を供給し、鼻の刺激を刺激することにより鼻腔内に、また粘膜を活性化して
気管の自己除去作用によりウイルスをより速く除去するようにだろう。
代替プロンプト方法についても説明するが、 40 v / v%のウイスキーまたは類似のアルコールをガーゼの上に垂らして、室温でゆっくりと蒸気を吸い込みます。これによって、
鼻腔の前部に旨く作用する。この方法は臨床医療従事者に適しているかも知れない。
もう一つの情報ですが、カナダ在住の従妹から送られてきたものです。
解熱剤のうちイブプロフェン系は服用するとかえって危険だということです。
我が家にあった日本の解熱、鎮痛剤をみたら、
EVE A イブA錠は、イブプロフェンが主な成分でした。コロナに関しては、危ないところでした、ということです。
予防策として、8つほど挙げられていましたが、衣服の選択や洗髪を頻繁にする、手洗いを頻繁にするなどは、少し面倒なものは置いておいて、
20分に1回ほど、温水を飲むといいようです。
喉にウィルスは3,4日ほどとどまるそうなので、それまでに胃の方に洗い流すということでしょうね。
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