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宇部市生物多様性市民会議2020における安渓先生ご夫妻の基調講演の報告続きです。

2020年02月14日

椹野川源流を守る会設立(2001年2月)のきっかけになったのは民間業者による産廃処分場建設計画でしたが、2005年には仁保川支流の一貫野川上流に山口市の一般廃棄物最終処分場の計画があり、水源の上流につくるべきではないという反対運動がなされ、結果的に河口部に近い現在の大浦最終処分場になりました。

そのときの立て看板が、2007年小野湖の水を守る会の産廃処分場反対運動に引き継がれ、さらに2019年にはイージスアショア基地反対運動に引き継がれているということです。

ちなみに、昭和26年(1951年)7月にあった仁保川の洪水は、戦争中に宇部の探鉱の杭木に松を大量に切り出したことと関係があるとされています。

ところで、息子さんが脱サラして、農業を始められ、有機農業を志して、阿東に住まわれます。

軒下にツバメが水田の土と藁で巣を作り、阿東つばめ農園と名付けられます。
ツバメが冬を過ごす南方のラオスでは、ツバメを焼き鳥にして食べるそうで、
国際的な視野が必要であるとも。

2013年7月に住宅の裏山の浴(小さい谷)で土砂崩れがあり、浴の下には家を建てるなという里山の人達の知恵に感心されたということです。

左上の写真はソーラシェアリングですが、「いかに農業をこども達に引き継いでいけるか」という質問に対する答えの一つとして、これにより、息子さんの農業経営の安定化につながり、将来設計が立つようになったとのことです。

なにしろ、有機農業のお米と大豆の販売で収入は50万円程度らしいです。これにソーラーシェアリングの収入を入れても、なおすこしアルバイトの必要があるということでした。

阿東つばめ農園のフェイスブックからの引用ですが、阿東つばめ米の玄米買ってみたいなと思いました。

最後に、1970年代の瀬戸内海の状況について、安渓先生が教えを受けられた宮本常一(1907-1981)の言葉として、里海の管理者としての漁業者が補償金で海を売っていく状況を嘆かれたこと。

また晩年、地域の若者が「周防大島に原発が来るとお金が凄く潤うようだが、どう思われるか」 聞いた時、大喝されたという話を紹介された。

安渓先生達は、上関原発計画に反対して2001年に瀬戸内海を世界遺産にという提言をされている。

生物多様性について、貴子先生が習われた川那部 浩哉先生は「生命(いのち)のにぎわい」と言った方がよいと言われたそうですが、遊地先生は、「生物文化多様性」という見方をすべきではないかとされています。

生物文化多様性を失ったアイルランドの悲劇を紹介され、遺伝子組み換え作物や、種子法の危険性や問題点も指摘されました。

確かに、生物多様性の問題に限らず、今回の主題である里山保全に象徴されるように、環境問題は単に自然科学だけで解決できるものではなく、社会、経済、文化など総合的な問題です。結局、われわれ人間の価値観、考え方が一番大事であると思われます。

最後に、小生から、地方創生のためには、外国人を含め、文化の違いを受入れ、ともに受け入れ、ともに社会を変えていく、対等の関係を「多文化共生」の考え方が注目を集めているが、先生方はどのように考えられるかと言う質問をさせてもらった。

遊地先生は、地域の考え方によると思うが、人が撤退して自然のままに返すのか、文化を理解し引き継げるなら外国人でも受け入れて、里山文化を維持するのか、われわれの選択にかかるのではないかとされた。
貴子先生は、自分の家の近所に麦を栽培する外国人がいて、徐々に地元の信頼を得、行事にも参加できて喜んでいるという事例を紹介されました。

安渓遊地先生の2017年2月の最終講義は出席できませんでしたが、そのときの雰囲気は以下のブログで知ることができます。
https://taipeimonogatari.blogspot.com/2017/02/blog-post.html

今回の生物多様性市民会議はとても内容のあるもので、参加の皆様も満足されたのではないかと思います。              (文責:浮田)

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