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プラスチック廃棄物について考えるESDプロジェクト見学会(その3)

2019年09月13日

光田商店についてはRPFの製造プロセズが見学の主眼であったが、多品目のリサイクルが行われており、参考になった。

大変お忙しい中、社長自らが、丁寧に説明していただいた。

RPFの原料はプラスチックが50%~7, 80%というところ、その他繊維類、紙くず、木くずなどである。

一軸破砕、磁力選別を経て成型機で成型され、冷却コンベアで空冷して、製品置き場に保管される。

建屋内で原料置き場から製品置き場まで含めてかなりの面積を占めていた。

製造機械は御池鉄工所製のもので、コンパクトに出来ている、国内のシェアはRPF用としては90%ということであった。

溶融成型の温度は180℃とのこと。製品置き場のRPFを手に持ってみると、まだ結構熱かった。塩素含量は製品品質として重要で、0.3%未満で少ない方がよい。
当工場のRPFの品質は高く、製品は岩国や大分の製紙工場に納められている。

価格は3500~4000円/トンあたりで、御池鉄工所のビデオによると石炭の半額程度、トン1万円、最近はすこし低下して7千円くらいとするとRPFはそのあたりの価格になる。

中国の輸入禁止を受けて、RPFの原料に回る廃プラの品質は良くなったとのことで、それまで、品質のいい廃プラが輸出されていたということだ。セメント工場や発電所に燃料の一部として利用される場合も同様の状況らしい。ペットボトルの需要も同様に、減少して市町村から出るペットボトルにも値段がつかなくなっている。

なお、RPF工業会によるとRPFの低位発熱量は石炭並の6000 kcal/kgからコークス並みの8000 kcal/kg であり、輸入一般炭2.33 kgCO2/kgに対してRPFは1.57 kgCO2/kgであると、いただいた資料に記載されていた。

 屋外には様々な事業系等の産廃プラスチックも積まれていて、これもRPFには向かず、埋立になるとのことであった。

自治体は事業所から排出される廃プラは事業系一般廃棄物ではなく産廃と位置づけているので、中国の輸入禁止措置の影響もあり、どこもこのような状況になっているようである。まだ西日本はセメント工場も多いので、ましな方ではあるが、同席された御池鉄工所の方によれば、それでも門司港では廃プラが山積みの状態であるとのことである。

環境省は自治体にこのような廃プラを余裕があれば焼却施設に受け入れるよう通達を出している。私見であるが、プラスチックは安定型埋立の品目になっているが、この辺りの見直しも必要かも知れない。また、産廃処理業界の適正リサイクルを阻害しないよう適正な処理料金の設定も重要であると思う。

蛍光管も多く見られたが、山口市からの委託処理ということで、封入された水銀の吸着による除去を行いながら破砕する処理が行われている。破砕物は共英製鋼で処理される。

また、発泡スチロールの溶融処理も行われていたが、ここではインゴットはこれまで見たのとは異なった少し小さめの形をしていた。

その他、ペットボトル、ビン、缶類、石膏ボードなど、様々な品目も扱われていた。

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