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「やさしい哲学カフェ」第1回 成功裏に終了しました。

2019年09月08日

 銀天エコプラザ4階の学習室で受験勉強等に集中する高校生達をターゲットにして、小川仁志先生による哲学カフェ「なぜ勉強する」の参加者を20人目標に募集したが、なかなか思うように集まらず、前日まで熱心に勧誘。ようやく11名の予約を確保した。
 小中学生も各1名混ざっていたが、残念ながら当日中学生は不参加だった。替わりに1名は当日勧誘して11名になった。これに大人の傍聴希望者6名を加えて17名、ちょうど良い人数になった。

小川先生はこれまで10年間何千回と哲学カフェをやってこられ、現在一休み中だが、高田純次さんらとNHKEテレで毎週「世界の哲学者に人生相談」をされていた。百冊以上本を出してられるそうで、「7日間で突然頭が良くなる本」はよく売れた。最近では「ジブリアニメで哲学する」、「ピカソ思考」 「AIに勝てるのは哲学だけだ」など、ハイペースで執筆中とのこと。

 カフェではさすが、当代売れっ子の先生、高校生達を飽きさせず、2時間ぶっ続けにかれらとの対話を続けられた。参加者達の声は概して小さく、傍聴席には聞き取りにくいが、小川先生が必ず、大きな声で要点を復唱していただけるので、対話の様子がよく分かる。
 傍聴者も同様に彼らに投げかけられた色々な質問を自分なりに考えるので、参加した気分になる。

それぞれ、参加者の印象に残った点は異なると思うが、以下は自分の印象に残った点というかフレーズを順不同で列記して、ご参考に供したい。

じっくり考えることがあまりないのではないか?
 哲学は論理的にじっくり考える。道徳や倫理とは違う。結論は決まっていない。ある意味気楽な学問。情報を短時間で処理していくだけでは考えたことにはならない。哲学は、自分で考えて決める。「説得より納得」

 いま、不透明な時代に、哲学に期待されることが大きい。
 
学ぶ、勉強するというのはどういうことか?勉強することは「好きか」「嫌いか」の質問については半々程度。
 他の人の意見を聞いて気付く、意見が分かれても、どちらも正しいこともある。

嫌いな科目もあれば、好きな科目もある。
なぜ嫌いか? 
・他にしたいこといっぱいある。
・考えるのが面倒くさい。
・社会科は呪文のように覚えることでは面白くない。
・好きな科目は楽しい

嫌いなものを好きになるにはどうしたらいい?
 ・自分のためになる 先で役に立つ
 ・見方を変える 自分の気持ちが変わる
 ・想像して現実と結びつける

試験問題を読むとき、頭はどう働いている?
 ①情報を整理する
 ②論理的に考える
 ③それでもうまくいかないことがあるどうする? →視点(Perspective)を変える

視点を変えると、ぱっと解ける場合がある。それは楽しみにつながる
自分が本を書く場合も謎をいっぱいしかけてある。最近自分が書いた本の文が国語の問題に出されている。
(問題作成者がどういう意図で出しているがを読み取ることが大事というのは先日のESD研修会で話題になったかな。)

勉強と自ら学ぶの違いは?
 他人の意志で、やらされるといや   勉強 Study 答えを出す
 自分の意志で、自分からやるとできる  学習 Learning 主体的な学び
 孔子「学んで思わざればすなわちあやうく、思って学ばざればすなわちくらし」
                     子曰、学而不思則罔、思而不学則殆。
勉強する(Study)は 人の意見を聞く と言うことなのかも知れない。

無駄なことはどんなこと?
・ぼーっとすること
・試合に出られないのに試合があること
・走り込みをさせられること
 ・・・・にとって  人生にとって無駄はない

AI時代に備えてどうする?
・基礎をしっかり勉強する
・広く勉強する
・専門を突き詰める
    多様な考え方がある
・非現実的なことを考える 想像する 創造する 人間にしか出来ない能力
(最近の一般的傾向かも知れないが、自分の想像力がよくないと感じたので印象に残った。)
 新しいものを創造する方法を身につけさせる教育は十分に行われていない

小川先生の感想:
 今回 事前に用意した手順書はほとんど役に立たなかった。
 みんな真剣に考えてくれた
 君たちも哲学を経験したことになる
 学び、少し考えを深めたと思う。自分で考えた結果である。
 みんな互いに感謝して拍手で終わろう。

世話役から一言:
無理やり誘った人が多かったけれども、来て良かったと思う人は手を上げてと言ったら、全員が上げてくれてほっとした。
貴重な小学生の参加者に一番先生からの質問が多く、ずいぶん活躍してくれました。ありがとう。将来が楽しみです。

次回は11月中旬の平日夕方、より多世代の参加者の、「人生どう生きる?}、「悩みにどう対応?」など、思案中です。

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