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4月26日(金)十連休前に、ESDうべ推進協議会の2019年度の総会を実施しました。

2019年04月27日

17団体のうち、出席12団体、委任状2団体、欠席3団体で、団体によっては複数の方が参加していたきましたので総勢21名の参加になりました。

概ね事務局が幹事会の承認を得て、提示した議案が認められ、事務局長に加藤泰生さんが新任され、幹事会を5,6回は開催して、参画団体間の相互理解を深め、活動を寄り活性化していきたいと思います。そのため、幹事会委員の数は15,6名に増員することも認められました。

まちなか環境学習館も主なサービス業務が様々な受験のための勉強部屋の提供に近い状況になっているため、今年度よりはESDの推進を本来業務と位置づけて、新しい展開を図っていく所存です。

以下、総会で出た全般的な意見を以下に紹介しておきます。

・井筒屋その後について、市民企業有志から1億3千6百万円某の寄付が寄せられた由、SDGsについても大きな夢を発信して、社会からの支持を得られるようにしたらどうか。たとえば、宇部市少年少女発明クラブの活動もしているが、防府市のソラーレはうらやましい施設である。宇部市では青少年会館も古く手狭で、このような施設がほしい。

・西宇部で、廃棄物対策課も絡んだダンボールコンポストの授業を提案したが、学校側としては、時間をとりにくい状況があった。なんとか入れてもらうようにはなったが、時間の確保が厳しいようである。

折りしも、この日の宇部日報にコミュニティスクールを推進するという記事が出ていたが、ゆとり教育から確かな学力へという見出しがあり、かつてのゆとり教育の評価はしっかりなされているのもよく分からない。
外から見ていても、英語教育、道徳教育、情報処理、アクティブラーニング等々、学校の先生の大変さは十分創造できる。余裕のない先生方が、行き届いた、良い教育ができるのか、心配なところである。

さらに、
・東岐波小学校では、科学クラブに対する一連の出前授業が行われ、その中で水道についての紙芝居をしたが、好評であった。このような関わり方もあると思う。
・昨年度、鵜の島小学校と二俣瀬小学校で、45分間の、虫の話の出前授業をして、こども達は興味を持って聞いてくれた。二俣瀬小学校は、里山ビオトープ二俣瀬での活動を継続している関係で学校から要請があった。
・学校の授業の計画は年度初めに概ね決まっている。総合学習の時間は、週2時間あり、重点テーマごとにモデル校を決めている。鵜の島小学校は環境のモデル校ということで、受け入れられたということだろう。
 一般的に言えば、小学校は担任制であり、ゲストティーチャーとして外部の人が来られると、子ども達は喜ぶと思う。
・ミュージアムでは植物主体、動物園ではサルとヤシ油の関係、環境保全センターではごみの流れをわかりやすく説明するなど工夫している。上宇部校区では、校区の史跡めぐりの案内もして、喜ばれている。

・自治会、コミュニティー推進協議会、学校運営協議会などにも係わっているが、琴芝小学校での出前授業や、神原中学校などでは、生徒による清掃活動の地域貢献のお世話もしている。生徒達は熱心に取り組んでくれる。
・売り込みが大事と言うことかもしれないし、われわれの力量不足と言うこともあるかもしれない。そのための研修会も大事か。
・UNCCAが窓口になっている省エネ・環境教育出前授業を活発にすることは、本協議会にとっても非常に重要なことであり、担当のお二方に幹事に加わっていただいた。また、地域の調整役として、環境衛生連合会からもお二方に幹事をお願いした。
・学校運営協議会の役割が重要であるが、校区によりずいぶん温度差があるので、まず熱心な方々に呼びかけていくことから始めていくのが現実的である。

総会の議論の中でも、全体的にエリート養成に関心がいっているように思われるが、恵まれない子ども達や、勉強について行けない子ども達も、それぞれ自信をもって、社会性や「活きる力」を身につけられるような配慮を忘れてはならないと思う。

民間の立場からすると、エリート養成にしても、恵まれな子こども達を取り残さないことにしても、ESDはSDGs達成に不可欠の課題であり、教育委員会学校教育課、コミュニティスクール推進課にも、がんばっていただきたいし、本協議会の事務局も、本来は行政が担当するべきではないかという気持ちもあり、行政関係者にももっと当事者意識を強めていっていただきたいと思う。

市役所玄関の左側に、市制五十周年の「市民宣言」がある。
ちょうど、グローバル500賞受賞の業績が立派に花開いた後の時代が1970年前後であったと思われる。

2021年に百周年を迎えるに当たり、宇部SDGs推進センターも活動を始められたこともあり、持続可能な社会づくり関連して、宇部から世界に「新しい宇部方式」を発信できるように、産学官民力を合わせて頑張れればいいと思う。

とくに宇部市職員の方々がそのような前向きな意識を持っていただくことが、一番求められることのように思います。
                           (文責:浮田)

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