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宇部環境国際協力協会20周年記念 環境国際セミナーの報告です

2018年06月17日

10年間を振り返って、大事なこと、学んだこと、反省すべき点、今後の方向性などについて紹介しました。

紙媒体、電子ファイルとも、整理が不十分な膨大な資料をまとめるのは簡単ではないですが、事務局の助けも借りながら、なんとかまとめることができました。

左下:アイカの事業の推移です、この10年少し前から、専門家派遣を含む技術協力事業のウェイトが増えてきています。2012年度のピークは山口大学と連携したJBIC事業ですが、残念ながら、その後日中関係がわるくなり、一回切りとなりました。
右上:会費・市からの補助金あるいは受託金の安定収入が漸減する中でJICAを主体とした受託事業が比較的安定して継続しています。
右下:JICA事務の合理化とうにより、アイカ事務局の仕事量が増え、ロードが徐々にきつくなっているのが現状です。

アイカの設立当初からの主要事業の推移を図にまとめたものです。
2009年以来の地域提案型JICA草の根技術協力事業は3年単位で大きなウェイトをしめるようになっています。
中程の青い帯は、JICA青年研修事業で2008年度からは毎年受託することでできています。
下の黄色い部分は草の根の端境期の穴を補うための、自治体国際化協力協会の事業です。2018年度については、宇部市の意向で申請が取り下げられました。

以下、主に草の根技術協力事業と青年研修事業に分けて、ざっと紹介します。

これらの事業については年々、具体的な成果を求められる傾向が大きくなり、それだけ企画や、途中のチェックについても厳しさが求められます。
ブンカリス県の第一期は環境基本計画の策定、第二期は水道水質の改善ということに、象徴的に表れているといえます。

この表は前者について、実績をまとめたものです。研修についてはこれまで81名、専門家派遣は35名が派遣されています。専門家派遣には市の職員の方々も含まれていて国際感覚を養うことに役立っているのではないかと思います。

以下ごく一部だけ、こら事業に関連して、印象に残る場面の現地の写真を示しています。

左上:安順市の成果確認時の写真です。概ね相手側としてはさすがに中国はしっかりしています。長江上流の貴州省あたりは一部日本人のルーツの一つではないかともいわれ、山岳民族の」村などは何となく懐かしい雰囲気がありました。
左下:ブンカリス県の事前調査時の写真です。大手植林会社のヘリに乗せてもらって、熱帯湿地保護林の上を視察することができました。上から見ると大規模なアカシア植林地が保護林の中にもあり驚きました。
に義上:第一期1年次、3年次第二期1年次3年次の専門家派遣時の写真です。
これまで研修に参加された幹部の中で、頼りにしていた6名の方が、政権交代による失脚、他の自治体へ移籍、死亡で一線を退かれ、大変残念です。
右下:今回4月に最終年、しっかりお願いしたいという気持ちを知事や幹部に伝えました。

左上:先ほどのヘリから保護林を見た写真です。
左下:ブキットバツ川を船で遡って、熱帯湿地林を経験させてもらったときの写真です。とてもすがすがしい空気でした。水はやはりかっsyくで下が自然のままの水は肌にもいいようです。
右上:ブンカリスからスマトラ本当のブカンバルへ行く車中から撮った写真です。なだらかな台地が一面油ヤシのプランテーションになっています。その開発過程で多くのソウが殺されたようです。
これらはわれわれの日常生活者密接に関係しています。
右下:今期、宇部市上下水道局の全面支持を受けながら、実施している水道水質改善と取り組みつつある浄水場の写真です。原水自体が難しい水である上に設備の構造、管理体制に問題があり、濁度5以下、色度15以下の基準を満たすことはよういではありません。事前調査でそこまで見抜けなかったのは、こちらの問題でもありますが、少なくとも上から下まで全員がやる気を出して、しっかりしたロードマップを描けるようにはもて行きたいと思います。

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