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政策提案型パブリックディベート大会が開催されました

2018年03月21日

 平成30年3月10日(土)15:00~17:00 に宇部市の男女共同参画センター フォー・ユーにおいて、政策提案型パブリックディベート大会が開催されました
参加者は85名でした。

 まず、今回のディベート大会開催に至る経緯を説明します。
高校生を巻き込んで平成28年度(平成29年3月11日)に実施したアカデミックディベート大会は、ディベート経験の有無によって大きく影響を受けること、一般の参加者にとって、論題「宇部市の家庭ごみの処理費を40リットルの袋1枚当たり80円を徴収する。是か非か」を肯定のグループ、あるいは否定のグループに振り分けられてディベートすることに、多少の違和感を持ったとの感想が寄せられました。そこで、本年度は政策提案型パブリックディベート大会を企画することとしました。
ディベート大会の実施における協働取組体制を下図に示します。

政策提案型パブリックディベートにおいて、本年度は「宇部市の環境問題に対して、学校と宇部市が連携する協働取組政策を、自分たちがどのように提言したいか」を考え、ディベート形式でチームの意見を主張しようとすることとしました。
出場チームは、宇部工業高等学校、慶進高等学校、宇部工業高等専門学校、宇部志立市民大学環境学部OB会の4チームでした。それぞれのチームの政策提言内容とプログラムは以下の通りでした。
慶進高校「学校と企業を対象とする50:50事業の開催」
宇部高専「あたりまえ省エネの未来」
宇部工業高校「SDFとRDF、ミスト発生技術の活用」
宇部志立市民大学 環境学部OB会「家族みんなでエコ活動」
【プログラム】
15:15~16:00 1回戦(慶進高等学校×宇部工業高等専門学校)
16:00~16:45 2回戦(宇部工業高等学校×宇部志立市民大学環境学部OB会)

ディベート大会の進行には以下の方々のご協力を頂きました。
司会 全国教室ディベート連盟 中四国支部の古川先生(慶進高校)
進行 西山先生(慶進高校)
ジャッジ 会場の全員が伏せた状態で、優勢と思われる方に挙手して、挙手した数の多い方を勝者とすることとしました。

結果発表と講評
1回戦 山口大学教育学部 田本 正一 先生
2回戦 全国教室ディベート連盟 中四国支部 支部長 坂田 好保 先生

ディベートの勝敗結果は、以下の通りでした。
1回戦 慶進高校が優勢
2回戦 宇部志立市民大学環境学部OB会が優勢

優勢チーム同士が優勝を争う決定戦は、今回は行いませんでした。今回のディベート大会で優勢と判定されたチームは、宇部市長に政策提言を行う機会を設けるよう、現在宇部市に申し入れを行っています。日程の調整と市長の予定などから、本事業終了後、何時、宇部市の誰に政策提言のプレゼンテーションを行うかを検討しているところです。

高校生、高専生はそれぞれの得意分野で、若さを発揮した提案を行いました。但し、相手の提案に対する理解の上に立った質疑、自分のチームに対する相手の意見をよく聞いたうえでの再提案、などについては、経験不足(ディベートの経験不足だけでなく、相手チームの提案内容に対して理解できる広い知識の不足など)のために、今後の課題として残されたと思います。
以上 文責 薄井

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