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慶進高校、宇部工業高校、宇部高専、市民大学OB会の方々が参加してパブリックディベートが行われました。

2018年03月13日

平成29年度環境省協働取組事業の振り返りの会第2部として、パブリックディべート大会が3月10日宇部市男女参画センターで開催されました。
         
昨年度は、アカデミックディベートでしたが、今年度はパブリックディベートという方法で行われました。その方法については、事前に山口大学の田本先生、慶進高校の古川先生、内山先生、OB会の山切さん、うべ環境コミュニティーの薄井さん他で何度か打ち合わせが行われました。

論題については、協議の末、宇部市第三次環境基本計画に掲げられている5つの重点プロジェクトの中から、「みんなで広げる省エネライフ」が選定されました。

に参加チームは慶進高校、宇部高専、宇部工業高校、宇部志立市民大学環境学部OB会の4チームで、それぞれ、論題テーマについてどういう政策を提言するのか
第1回戦は、慶進高校と宇部高専、第2回戦はと宇部工業高校と宇部志立市民大学環境学部OB会の対戦でした。

1回戦、先攻の慶進高校は、フィフティーフィフティー事業を小中学校だけでなく、高校や大学、企業にまで広げようと提案でした。この政策の場合は成果がリターンとして返ること、ランキング発表でわくわく感があり、インセンティブになることなどがあげられました。

一方の宇部高専チームは、こども達を含む市民に意識を持ってもらう事が一番重要と考え、自分達が省エネアンバサダーとして省エネメッセンジャーアイドルにもなって取り組むというものでした。まず興味を持ってもらい、危機意識を行動に結びつけていくという趣旨。「あたりまえ省エネの未来」というキャッチフレーズ。

宇部高専のチームにすごく大きな迫力ある声を出す人がいて感心しました。元気でいいですね。

結果は18:25で慶進高校の勝利となりました。

結果の講評は山口大学教育学部の田本先生がされ、パブリックディベートの特徴として。アカデミックディベートと対比して、対立より協調が重視されるということを指摘されました。

フィフティーフィフティーは一度宇部市で行われていたが、今はやられていないことについて、もう少しつめがいるとの指摘もありました。

最後は、仲良く握手をして終わります。

第2回戦では、まず宇部工業高校が、自分屮出経験を積んでいる技術の活用を意識して、廃食油のBDF化により、ごみ焼却の助燃剤としての灯油使用量を減らすこと、さらにミストによる空調省エネ効果を活用する事を提案されました。

それに対してOB会からは、フィージビリティスタディ(FS)は十分かなど質問が出ました。

OB会の方からはエコポイント制を導入した、家庭でできる省エネの推進が上げられました。これに対してその資金は度おから調達するのかという質問がありましたが、市が予算を組むという答えでした。

講評では、わざわざ岡山から参加していただいた全国教室ディベート坂田先生から、パブリックディベートはアカデミックディベートと比較して、「話す」より、「聞く」方に重点があると指摘されました。

結果は41;21でOB会の勝ちとなりました。やはり人生経験というか、色々関連知識も豊富なシニア世代の方が、提案内容面ではどうしても有利になるのではないかという印象を持ちました。

審査員は会場の参加者ですが、政策内容と発表の説得性にどのように重点を置くかで判定は微妙に変わってきます。パブリックディベートの場合はやはり政策内容そのもので評価すべきではと思います。

勝者2チームには市長に提案する場を設けるように交渉するとのことですが、さらに政策を十分検討する方がいいかもしれません。

宇部日報の記事にもありますように、このような経験を通して、環境問題に興味をもってもらいきっかけになればありがたいと思います。

参加していただいた方々、ご苦労様でした。ありがとうございました。

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