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2月22日里山ビオトープ二俣瀬で、ESD体験学習プログラムの試行が行われました。

2018年02月24日

2月22日、環境省プロジェクト自然共生ESD推進部会、自然保護協会の山口県環境保全事業団の助成事業の一環として、宇部工業高等学校の化学工学科2年生の全員を対象としたESD体験学習プログラムの試行が里山ビオトープ二俣瀬をフィールドにして行われました。津島さん、菅さん、植田さん、白須さんが事前に種々検討して、プログラムを検討されたものです。

はじめ、二俣瀬ふれあいセンターで、事前講義を受けます。 このクラスは大濱先生の指導で、非常にしつけが良く、はじめ大声の挨拶から始まります。

津島さんの概略説明、菅さんのビオトープの説明についで、植田さんが生物多様性についておよび、本日の調査の概略について説明されました。

生物多様性に関しては、豊富な資料に基づいて丁寧な説明が為されました。

現在13分に1種の速度で絶滅が進行している。とくに両生類や魚類で今世紀に入ってからの絶滅危惧種の数が増えている。

生物多様性の減少の原因については①開発や乱獲、②自然に対する働きかけの減少、③外来種や化学物質の持ち込み、④地球温暖化があげられている。

今回の体験学習では、外来種に注目して、里山ビオトープの4カ所について、生物多様性と外来種の侵入状況を調べ、得られたデータについて、考え、今後の行動にどう結びつけるのかを班ごとに議論し、最後に発表するという構成になっている。

講義中に紹介された、札幌市の、「今、できることからはじめよう!!~生物多様性さっぽろ実践ハンドブック~」の中では、
ふれあおう、調べよう、活かそう、感謝して無駄をなくそう、守ろう、広めよう という行動変革リストが示されています。

約1時間の説明の後、徒歩でビオトープまで歩いて移動し、1m×1mのコドラートで、調査の方法を具体的に説明されました。ここはD班の現場です。

他の場所に移動する途中、湿地の周りの畔に沿って、沢山のイノシシの堀った穴がありました。津島さんによるとミミズを食べるために掘り返すそうです。

湿地に水が流されている所にはアカガエルの大きな卵塊が何個もありました。里山ビオトープ二俣瀬をつくる会のメンバーのお一人が卵塊の確認に来られていました。(続く)

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