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南方熊楠生誕150周年記念企画展に行ってきました。
2018年02月19日
2月18日、まず国立科学博物館で開催中の南方熊楠の生誕150周年記念企画展を見ました。
先ず、昔の和漢三才図会の抜き書きを見ましたが、すごく綿密に写されていて、根気と集中力の強さに驚きます。
熊楠の略年譜は図に示すとおりであり、20才で渡米し、25才でそのままイギリスへ、28才で大英博物館の嘱託として東洋図書目録の編纂にあたりました。
下の写真に示されているように、英国滞在の8年間に38編もの博物学、民俗学を主体にした論文をネイチャーに投稿しています。
自分の好きなことに没頭することによって、かんしゃくを起こさず、狂わなくてすんだと述懐されていますが、天才的な人だったんですね。
日本へ帰国後は紀州の山中で、菌類、藻類、コケ類、変形菌等の採集に力を入れ、これらについての論文もネイチャーに10編近く投稿しています。
帰国後含めて、実に51編もの論文で、時代が違うとはいえ、すごい人です。
最後は腎臓の病気でなくなられたようですが、デスマスクはあたかも生きておられるようにいいお顔をされています。
熊楠語録の映像から、一番力を入れたのは菌類で、主に熊野の山で採集したこと、記憶力が大変良かったようですが、晩年、記憶は当てにならないと言われています。
とりあえず、若い頃からしっかり日誌を書いておられたようです。
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