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山根幹男さんに「こども達に大切な自然体験~身近な自然の変化から感じること」を話していただきました。

2017年11月03日

遅くなってしまいましたが、第8回環境サロン10月25日、山根幹男さん「こども達に大切な自然体験~身近な自然の変化から感じること」の報告です。

山根さんは中学校の理科の先生をされていて、川上中学校の校長を経て、退職後は厚東棚井地区で農業に専念されて10年になります。ご経験に基づく、色々興味あるお話でした。

今回のサロンでは、高齢化の影響が比較的元気な厚東地区の農業においても、大変厳しい状況にあることが理解できました。農業は国の根本だと思いますが、それが今本当に正念場に置かれているんだという事を感じました。政治家の方々をはじめ、国民みんなが本当に真剣に考えるべきことだと思います。

まず、高齢化等により、厚東でも農地の荒廃が見られるということ。特に印象に残ったのは、圃場整備が行われず、機械が入れない田は高齢化により耕作放棄地になると言うことであった。幸い広瀬は昭和53年から圃場整備が行われ、広瀬の農地は比較的広い水田になっている。農業法人広瀬があり、ライスセンターもある。

 山陽自動車道の北側に約2haの10年くらい耕作されていない農地には、丈夫な橋がなく農地の中の道もトラクターが入れないようなすでにヤナギやガマが生えて水田に戻すことは難しくなっている。
多目的機能の補助金を自治会でとって昨年休耕田脇の水路整備をしたり、道路斜面の芝桜植栽もした。

次に、昔に比べて減少した動物についてはツチガエル、セミ類、アマサギ、トノサマガエルはいなくなった。コンバインで周囲から中に飼っていくと、カエルヤそれを追うヘビ沢山いた。いまは両方とも少なくなった。しろかきをするとき、出てくるカエルなどをねらって群れを成して来ていたアマサギもこの4年間は見ていない。コザギやチュウサギも少なくなった。

また御撫育用水路の五田ケ瀬井堰が厚東小学校の横にある。明治維新の百年間くらいに造られた。小学校の授業で、アユの稚魚を竹のササで叩いて、沢山とれたことがある。
棚井の御撫育用水路は幅3.2m、深さは80cmくらい、こどもの頃泳いだり魚を捕って遊んだ。水は澄んでいたが、今は濁って底が見えなくなって水草も生えている。フナ、ハy、カマツカ、シジミ、カワニナ、ホタルも少なくなった。昔はシジミをとる業差もいた。

 高校3年まで厚東に住んでいたので、減少する植物として、その当時はウマを飼っていたがそのエサを草を刈っていた。ゲンノショウオコ、カワラナデシコ、アマナ、オニユリ、コオミユリも少なくなった。マツも少なくなった。

増えた動物として、イノシシ、踏みつけられたり、寝ころんだりされるとイネは収穫できなくなる。枯れ木の中のカブトムシの幼虫を食べることもよくある。4,5年経ったシイタケの原木をかじり、カブトムシやコガネムシがいるのを食べることもある。
 最近はヌートリアも入ってきているようだ。

 増えた植物として、昔の厚東川の三角州だったか砂地2,3m高まったところがあり、畑としてはいい場所だが、今は造られていずメダケやクズが繁茂している。アカメガシワ、外来種のアレチハナガサ、オオキンケイギク、アメリカセンダングサ、ブタナなどがある。
アメリカセンダングサは用水路の中にも生える。草刈り機で根元から刈る場合もなかなか刈りにくい。ブタナもアクトビレッジにも多かった。芝生の苗に混ざってきたかと思われる。アクトビレッジをやめる前にブタナをきれいに除去したつもりだったが、2年前にはもう一杯生えていた。
 外来種の侵入を防ぐのはむずかしい。道路の斜面崩壊防止に植えられるシナダレスズメガヤや、緑肥としてレンゲの代わりにクサフジを植える場合もあるそうだ。

 あと山の中の不法投棄ごみや道路脇のポイ捨てごみの問題もある。ガラスビンのばあいなど、草刈り機で割れてしまって、始末が悪い。

 アクトビレッジおの開所時、3年間勤務され、体験教育の基礎を作られたということである。当初年2回体験教育をやろうと言うことで、校長退職者として、嘱託で3年間努めた。お茶摘み・製茶は篤農家と、地元の奥さん方が協力してもらった。木工、Eボートは仲間の協力が大事、昼食は竹を利用したぽんぷらめし、ブルーギルの魚釣り、ネーチャーゲーム最初5、6回は専門の人にやってもらった。人工林の管理として、美祢農林の人に来てもらってやった。展示としては、春の七草、秋の七草、など。余談だが、秋篠宮がアクトビレジに来られた時の思い出もある。

 最後に厚東地区における体験学習について、厚東地区は割に地域と小学校の関わりが深い。まず学習田であるが、自分のこども時代からすでにあった。そのときの水田は一反、篤農家が提供され、製茶場の手前県道沿いにあった。現在はふれあいセンターの裏にある。田植え・かかし作り・収穫・餅つきが行われている。郷土史の勉強を兼ねた千林尼の石畳道の清掃、竹林作業、輪飾りづくり、まちづくりサークルが中心になって厚東川筏下りなどが行われている。任意参加でも結構参加者が集まる。

 コミュニティースクールの充実に関しては、地域との相互協力は行われている。
 体制整備はなかなか難しい。地域の人がどのような技能をもっていられるか、教師自身もよく勉強している、部分的に手伝ってもらう、道具類はどうなのか、それらのお互いの情報整備が大事だろう。
学校の先生は忙しい。小学校は全教科を教えなければならず、中学校は部活指導もある。準備などにどの程度手間がかかるかも考えることになる。

議論
○水棲生物が減った理由は、研究者の間でもまちまちである。どのように感じられているか。化学物質、栄養面の問題。物理的環境の問題などなど。水がきれいになりすぎたこともあるんではないかとも思う。
→農薬の影響は一時、大きいと感じた。パラチオンで魚が死んだと言うこともあった。
百姓の影響も大きいと感じている。田植えでトラクターで三度耕す。今でも除草剤など農薬を一杯使う。大根を収穫するときでもいい薬がある。省力化のため色々便利なものに頼っている。ヘビも少なくなったし、空きも少なくなった。ミツバチも少なくなった。しばらく使ってからある種の農薬の使用をやめるようになったものもある。
C:御撫育用水でも魚が減っているというが、小野湖はまだ富栄養化しているので、栄養不足のためとはいえないのではないか。今朝のNHKで鳥取県八頭高原の農家グループが、平成30年からの米作減反補助金が無くなる対応として差別化のために有機栽培米に移行している。しかしそれでも随分多用な農薬が使われている。人間の都合ばかり考えるやり方が、じわじわ影響してきているのではと思う。それと影響が現れるまでには時間遅れがあるのではないのか。40年くらいまでは家の周りにヘビもいたが今は見ないようになっている。
C:農業用水は6月~10日だけ通水するので、小野湖から流れてくる魚が主だと思う。→通水前の用水路は水は少ないが、それでも小さい魚はいた。最近はオオカナダモやエビモも生えるようになっている。
C:ヘビがいなくなった原因は単純ではない。家でネズミいらずを使う、畑でモグラを退治する。まわりまわってヘビがいなくなる。そのように思う。

○用水路の清掃はしないか
→今頃は4年に一回くらいかな。泥はあまりのけなくなった。

○温暖化の農業へ影響はないか。
→コシヒカリはおいしくできない傾向があり、JAは買ってくれない。年齢をとり、農作業もきつくなった。
C:チョウチョで幼虫で冬を越して春にさなぎに成り羽化するものが、幼虫が落ち葉の走に潜らず、冬を越さず死ぬおそれが出てきている。生息域が北に移動する可能性もある。

○アクトビレッジ小野の体験学習のプログラムをつくり、2年間の予定であったところ、山根さんのレポートが良かったために、存続になったと聞いた。
→当時の館長さんの考えも反映されていると思う。教員採用試験、小学校の理科の問題で、ニワトリの絵を描いてという問題が出たとき、4本足のニワトリを描いた人がいるそうだ。自然から色々学ぶことが基本ではないかとの意見を述べたことはあるが、そういう認識が全体に出てきたということか。

○ニーズ・シーズの調整については、直接学校を訪問して理解を深めることが大事と思う。そのとき地域で仲介役をしていただく人がおられるとスムーズにいく。
→ふれあいセンターを通して、放課後子ども教室などから入られるのがいいかもしれない。

C:来年から英語教育が入るので、環境教育にひずみがくるのではないかと心配である。
→ 落ちこぼれが出だし、教科書の内容を削って、ゆとり教育に移行したが、また見直しが行われ、教科書が厚くなった。道徳の教科化、評価もしなくてはならないと、新たな負担になる。
C:道徳の評価は、他の教科と組み合わせて評価するようになってきているが、学校によって対応に差があるようだ。これが正しいと押しつける方向ではなく、コミュニケ-ション力を養う方向を目指しているようだ。

○どういう対象に体験学習をしておられるか。
→筏下りの場合は、PTA会長も相談に応じ、時期を合わせ、保護者を含め、こども達も多く参加してくれる。子供会とかPTAの関与が必要だろう。
C:コミュニティースクールも当初から厚東小学校のモデル校になっているので、他地域より先行して運営されている。放課後こども教室と学童保育のメニュー一体化も全国でも初めて行われた。

○農業の担い手として、高齢化のため、後継者養成が非常に重要だと思う。展望をきかせていただければ。
→広瀬の方は組織法人化ができて、ある程度うまくいっていると思うが、棚井の方は、個人ベースでがんばってられる人はいるが、そこまで組織化されていないので展望があるとは言えない。年金を農業につぎ込んでやっている状況で、こどもに継がせることもむずかしい。農業機械の購入なども個人では難しくやはり営農法人をつくることが必要だろうが、自分たちの所は難しいのではと思う。70世帯のうち、6,7人しか田をつくっていない。

大変厳しい状況になるんですね。

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