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北九州エコタウンでペットボトルと空き缶のリサイクル工場の見学をしました。
2017年10月22日
10月18日、環境衛生連合会恩田支部の見学会で北九州エコタウンに行きました。
北九州エコタウンは1997年に国のエコタウンの指定を受け、今年20周年を迎えました。これまで、何度か見学させていただいていますが、
今回は、ペットボトルリサイクルと、空き缶リサイクルの工場を見ることができました。
いつものように、エコタウンセンターでガイドさんの説明を受けた後、移動のバス内でも案内をしてくれます。
あらためて、非常に多くのリサイクル工場が集積しているのに驚きます。
途中、響灘大橋を渡った左側(西側)には広いビオトープがありますが、チュウヒやハッチョウトンボなどの稀少種も見られる槽です。見た目には季節柄、セイダカアワダチソウの黄色い花が非常に目立ちました。
また、11万kWhのバイオマス・石炭混焼の発電所も建設中でした。
北九州エコタウン事業のパンフレットからのコピーです。
総合環境コンビナートとしては9工場が紹介されています。ペットボトルリサイクルが含まれています、
同じく、空き缶リサイクルは響リサイクル団地に含まれています。
その他、響灘東部地区他があり、非鉄金属のリサイクル、パチンコ台、エコウッド、OA機器リユースなど、着々新しい工場の進出が見られます。
ユニークなベンチャー企業の日本環境設計という企業もNEDOから補助を受けて、ポリエステルの古着から再生ポリエステル繊維を製造する工場を建設中のようです。
http://www.jeplan.co.jp/ja/technology/polyester_recycle/
ペットボトルリサイクルについては、宇部市のものもベールとして運ばれここで処理されていますが、次の2点について確認できました。
①ペットボトルのキャップリングの部分は、ペットボトルを指の爪半分くらいの大きさに破砕した後、水中で比重差により分離されます。
②宇部市で次年度からはラベルを外して出すことになりましたが、理由はその方がベールの等級が上り、工場側の買い取り価格が高めになるということでした。(ペットボトルのベールは平成18年からは有価物として落札されます。)
次に見学した、空き缶リサイクル工場は、一般家庭からの空き缶ではなく、自動販売機からの空き缶など事業系のものが主体のようですが、水で洗って出されたものではなく、またガラスビンも一部混ざって持ち込まれます。
従って前段の工場で、磁力選別によるスチール缶およびアルミ缶の選別、残りからガラスビンその他の選別が行われたあと、圧縮した後、後段の工場に移され、アルミ缶、スチール缶を別々に500℃で金属加熱処理し、さらにペレット加工処理がなされます。
スチールペレットは製鋼用副原料、アルミペレットあるいはアルミブリケットは製鋼用脱酸材としてリサイクルされています。
ガラス分は防犯砂などとしてリサイクルされているようでした。
今回再認識したのは、見学料は1人100円のパンフレット代のみで、ガイドは7人くらいおられるそうですが、北九州市から支弁されているようです。見学は予約が必要ですが、少人数からも受け入れていただけるようです。
それと見学対象の工場には展示室と見学コースが設けられていて、各工場の職員の手を煩わすことなくガイドさんが一人で、案内解説をしてくれる仕組みになっているのもすごいと思います。いかに市が力を入れているかがわかります。
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