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周南市リサイクルプラザと新南陽広域最終処分場見学出張サロンの続報です。
2017年08月05日
この部屋は容器包装プラスチックやビン・缶、ペットボトルの手選別室です。やはり窓越しに見ることができます。手前は容器包装プラスチックの選別ラインで、収集袋は制度上プラスチック容器包装から外れるので、除去されます。また、二重袋は中身が見えないので、これも外さなくてはならず、禁止されているそうです。
労働環境には配慮されているようですが、大変な作業ですね。
こども達がこれを見たら、ごみの問題をもっと自分事として、感じることができるはずです。
ただ、残念なことに、周南市では27小学校のうち、8校しか見学に来ないということでした。もったいないと思います。
現場見学後の質問としては、
・アルミ缶プレスの買い取り価格はどの程度か。
→1プレス1500個で24kgが2500円くらいなので、110円/kg程度か。(ネットでは145円/kgというのもある。)
・容器包装プラが多いのか。
→リサイクルプラザ処理量の40%をしめる。
・処理困難物の内容は?
→作業員の危険、破砕時の発火等のトラブルなどである。
・山陽小野田市の例などから、広域処理が望ましい思うが。
→収集運搬の効率も考えなくてはならない。周南市の場合、熊毛地区は岩国に焼却を委託している。
・事業系ごみの少ない理由は?
→もやせるごみが主と思うが、それ以外は産廃に回っているのではないか。
さて、ペガサス見学を終えて、最終処分場に向かいました。
グーグルマップで見た位置関係です。①、②、③は以下の写真撮影位置と方向です。
宇部港東見初広域最終処分場の場合は民間会社が指定管理をしていますが、こちらは山口県環境保全事業団が直接管理しています。
埋立面積は38,676m2、 埋立容量は576,000m3で、深さは14.9mです。東見初の場合は、それぞれ93726m2、1038000m3、11.1mです。
正面に見えるのは、国交省港湾局管理の港湾浚渫土の処分用地です。随分広いです。護岸は遮水構造にはなっていません。
色は鮮やかな緑色ですが、これが産業廃棄物及び周南市の一般廃棄物の処分用地です。
色はおそらくカルシウム分によるものと思われますが、宇部マテリアルの沈殿地は鮮やかな水色ですので、初めて見る色です。
向こうに見える建屋等は余水処理装置です。
東見初広域最終処分場に比べると深さがあるためか、面積も小さく感じました。実際、先のグーグルマップで変則五角形をしている部分に当たりますが、面積は先述のように約3.8haです。
右側の水面は、トーソーの埋立用地です。余水処理施設の向こうに見える白い岩壁は黒髪島の御影石(徳山みかげ)の採掘場で、その向う見える島は、人間魚雷回天の基地のあったことで知られる大津島です。
これで午前中の見学を終え、下松を経由して、熊毛に向かいました。
(次、三丘里山再生の取組についてのブログに続きます)
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