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第9回宇部地区レスポンシブル・ケア対話集会

2012年02月04日

4日の午後、「第9回宇部地区レスポンシブル・ケア対話集会」が協和発酵キリン株式会社宇部工場/協和発酵バイオ株式会社山口事業所宇部で開催された。

レスポンシブル・ケアとは世界的な活動で1985年カナダでスタートしたものである。

発展する化学工業で環境への影響が問題視される中、企業として発展するうえで地域との環境に関して対話は欠かせないということでスタートしたものである。

日本には1995年、レスポンシブル・ケア協議会が化学工業会の中に出来、スタートした。

現在国内の100社近い化学企業が参加しており、宇部地区では宇部興産株式会社、協和発酵キリン株式会社及び協和発酵バイオ株式会社、セントラル硝子株式会社、UMGABS株式会社の4社がメンバーとして参加されている。

そして工場近隣の自治会、市内環境団体等から市民約25人と企業側からやはり25人が参加して工場の環境に関わる問題について討議の場を設けている。

特徴として、自治体はオブザーバー的な存在で参加しており、話し合いの判断基準として環境基準、排出基準を満足していから良いとは言わない。

つまり、企業と市民が直接企業に関わる環境問題について同意はしないが理解するまで話し合う場である。

今回は初めて3名の宇部市議会議員さんも参加された。

はじめに工場見学、そして4社のこの1年の環境に関わる改善活動などについて報告をしていただき、小グループによる討議に入った。

グループ討議に約1時間、その後全体討議が約40分行われて代表者による総括を経て閉会した。

来年度はセントラル硝子で開催される予定である。(P)

全体会議の様子です。

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