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先日のときわ公園出張サロンの補足資料です。
2017年07月04日
第1回環境サロンの関連補足資料です。
航空写真で赤いサークルで囲んだところが、今回のサロンで実地の自然観察を行った場所です。
帰り道はすこしつかれるかもしれませんが、1,2,3の順に歩いても可能だと思います。
黄色いサークルで囲んだ所は事前の下見で歩いたところですが、自然観察に耐える場所だと思います。
この樹木の種類は、樹木の分類の体系がよく理解できなかったので、末広先生の書かれた本(「ときわ公園の野外植物 写真集」平成27年4月刊)の中から、主要な樹木を抜粋したものです。
双子葉植物の類には、草花や樹木といった外観に関係なく、大小さまざまな種類が混ざっていますが、樹木だけを抜き出しています。
同じく、「ときわ公園の野外植物 写真集」よりの引用です。
ときわ公園には、表に示されるように、自然植生のなかに529種、代償植生の中で、1006種の植物が存在しているということです。
後者のうち、ロックガーデンには226種、薬草園に139種、その他園内各所に141種が存在しています。
実物を見ながら、植物の勉強ができる貴重な場所なんですね。
是非、子ども達にも、世界の植物や、熱帯植物だけを見るのではなく、在来の植物についても、関心を持って学んでいただきたいと思います。
これらは、同様に末広先生の本にあげられていた、ときわ公園に見られる希少植物のリストです。
絶滅危惧種としては、シュンラン、チョウジソウ、コタニワタリ、イチイ、エビネ、キレンゲショウマ
分布上貴重種として、ボタクサギ、ペラペラヨメナ、シナノタンポポ、ヒメナエ
ごく稀れな種として、イワオモダカ、ウラシマソウ、セトウチギボウシ、ボダイジュ、キンカチャ、ユキツバキ、アカヤシオ
などなど、多くの種類の植物があげられていますが、このあたりになると、マニアックな趣味の世界で、多くの子ども達をひきつけるのはむずかしいと思いました。
ロックガーデンは熱帯植物館の西側、常盤農業用水路への出口までの水路の両側にあります。
「常盤湖築堤三百年を記念して、国際ソロプチミスト宇部からの寄付と、熱帯植物友の会のボランティア活動によって造成された」由、平成10年3月に建てられた記念碑に記されています。
その後、毎月1・3土曜日に集まって手入れがつづけられたようですが、現在はときわミュージアムが必要に応じて管理をされているようです。
後日、ロックガーデンに降りて見てきましたが、必要最小限の管理は為されているようでした、画面右側の西側から西駐車場につづくあたりにも広い森林があり、むべの里の方々が、多人数で草刈りをしておられました。
体験型環境学習の場として、これらの資源を活用する方法を皆さんで考えたいものですね。
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