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第1回環境サロン「地元植物を利用した体験型環境学習」 第2報です。
2017年07月03日
木の名前を少しでも覚えようと、葉っぱを10枚ほど持って帰りましたが、似たような葉が多いので、どれがどれだったか、ほとんど記憶が定かではありません。
そんなわけで、ふれあいセンターで、受けた説明について、ネットであらためて調べて確認したことを、報告いたします。
まず、いくつか木の葉の特徴についてお話されました。
エノキの葉は左右対称ではなく、葉の方から見て右側が、たしかに少しふくらんだ形をしています。
葉っぱの生えかたには、「互生」と「対生」があります。ケヤキもムクノキも、互い違いに1本ずつ生える「互生」の木です。関係があるかもしれません。
次に、話されていた、マツには2葉束生のもの3葉のもの、5葉のもの、されには7葉のものがあるというお話でした。通常の赤松や黒松は2葉束生、ゴヨウマツも比較的よく知られています。
ロックガーデンのコウヤマキの葉を持ってこられた方がおられましたが、写真からは、どんな生え方をししていたのかは読みとれません。
より一般的なイヌマキはオウヤマキに比べて、葉はだいぶ短い。実物を見てみると互生で一本ずつの葉が生えているようです。
ふれあいセンターでは、サクラを例にとって、説明されましたが、サクラの葉の付け根に密腺があります。
このような密腺はサクラに限ったことではなく、アカメガシワや、木ではないがサツマイモにも見られるようです。
一説には、アリを誘引して植物に有害な他の昆虫を排除する役割があるのではないかといわれています。
日頃、木の葉をさほど注目して観察することはないので、いろいろ考えさせられましたが、
とにかく、植物の多様性は半端ではないので、全体を理解するのは並大抵ではありません。
あと、ロックガーデンの辺の植物のいくつかを紹介しておきます。
左の木は、シナサワグルミで、垂れ下がった花が目だっています。
右側の二つの木は、よく野良生えしているもので、アカメガシワも大きくなると木の体をなしてくるようです。
右下は自宅にも2本幼木が生えていますが、名前不詳です。
現場で参加者の方からセンリョウとマンリョウの違いを教えてもらいました。センリョウの方が貴重らしいです。
全体を通して、植物愛好家の興味がそのまま、こども達の興味になるかというのは難しい問題であり、巨樹に触れることによって、神聖な雰囲気を感じさせたりすることが重要ではないかと、個人的には思いました。
お話の中で、常盤湖でも石炭を掘っていたようで、そのボタで一旦植生がなくなったところもあったようです。人工的な林やロックガーデンのなど人間がつくった環境の維持には管理が必要であることなど、人間と自然の間の関係についても関連づけて考えさせることが大事かもしれません。
今回、サロンに先だって2回ときわ公園に下見をして、木の名前を覚えようとしましたが、記憶力の低下している上、駆け足の観察では、非常に難しいと思いました。
専門家の方々は本当に長年月かけて少しずつ覚えていかれのだと推察します。
子ども達は記憶力がいいので、同じようには考えられないけれども、かれら向けには、どういう目的で、何を、どのように教えたらいいのか、十分考える必要があるように思いました。
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