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「学校の森 ゆめの森」 に続報がありました。

2017年06月03日

ホリスティック教育(全人的発達の教育)についても紹介されています。

現代のESDやアクティブラーニングと通じるものがあり、興味深いです。

戦後間もない時期は、民主国家の建設をめざす日本人の育成に向けて、問題解決型の教育が志向された時期もあったようですが、1960年代になると、産業の要請により人格の一部の強化という流れとなり、伝達型の教育も変わらなかったということです。

ともあれ山之内先生の山古志村虫亀村小学校時代の山村そのものを教材にした教育や、長岡市の川崎小学校での「学校の森」の教育実践がカナダのミラー博士からホリスティック教育そのものであると評価されたことが述べられています。

ホリスティック教育の構造についての説明は、門外漢にはすこしわかりにくいところがありますが、以下の表を見ながら解釈すると、次のようになるでしょうか。

人格の根本的仕組みとして、身体の層、心の層、精神の層が有機的につながりあっているとし、それぞれ、「できる喜び」を体験させる体育音楽、家庭科などの技能的教科、「わかる喜び」を体験させる算数、理科、社会などの再発見的教科、「心を決める喜び」を体験させる道徳や、総合的学習などの決定的教科とに整理されています。

「学校の森」は、自然とのふれあいの欠如している子ども達に、ふれあいを体験させあらゆる生命のつながりに目覚めさせることに活かされ、効果が上げられていると思われます。

「学校の森」は、これまで、知識や技術の伝達が中心だった学校教育で見落とされがちであった身体、感情、意志、精神性の成長をめざす全人的な教育を進める上で。有効であると、ミラー博士により評価されたということでしょう。

このような場が、学校の中にあるということは、すごいところであり、、子ども達にとっもありがたいことであると思いました。

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