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「学校ビオトープ」 もいいですが 「学校の森」 おもしろいですね。
2017年06月03日
高杉さんから、心のガーデニング という機関誌を送っていただきましたが、その中で、「学校の森 ゆめの森」という興味ある記事がありました。
1986年に校舎の改築があり、当時赴任された山之内校長が、学校の森づくりを思い立たれ、PTA、企業、行政などに広く呼びかけられて実現されたものです。
「学校に森がつくられていると、子ども達は日々ふれあうことによって、それに感応しさまざまなものとの「つながり」を感得できるようになる。それによって得られる子ども達の「自己発見の喜び」の感得こそ、教育の根本問題ではないか、と考えた。」 と、山之内先生は述べられています。
Google Map で見てみましたが、住宅街にある小学校で、学校の正門横、校舎の前庭に学校の森はつくられています。
川崎小学校のホームページをみると、森林群落33種83本、マント群落37種110本、袖群落11種116本等、81種412本が約600m2の敷地に植えられています。
同校では、学校の森を利用して、以下のような授業が行われているようです。
1年生 生活「春探し、夏探し、秋探しと遊び」
2年生 生活「四季の変化を楽しみ、触れ合おう」
3年生 理科「自然の観察」
4年生 総合「大好き!川崎の森」
5年生 社会「森林と生きる・自然と共に生きる」
6年生 図工「絵本作家・松岡達英先生に学ぶ」
2015年の4月のストリートビューでは、落葉広葉樹が多いためか、疎林に見えますが、学校のホームペオジの写真は夏に撮られた者と思いますが、かなり鬱そうとした外観を示しています。
「学校の森」との対話から、森の木に手紙を書いたり、逆に木の気持ちになって自分達に手紙を書いたりして、自分を見つめ直し、人を思いやる気持ちが芽生えてきたとのことです。
子ども達に、様々な癒しの効果があったと振り返っておられます。
学校ビオトープはよく知られていますが、川崎小学校のような学校の森は珍いですが、この取組を契機に、新潟県内はもとより、韓国では国を挙げた取組に発展しているそうです。
掃除のとき、落ち葉はごみとして片付けなさいという指導していたが、子こども達自身の発想で落ち葉を集めて森に還すようになったと述べられています。
左の、写真は先日、慶進高校ボランティア部の生徒がまちなかのごみとして、落ち葉を集めて来た人が複数いて、指導の先生のお話でも、同校では校内美化の方針として落ち葉はきれいに清掃してごみに出すことを徹底しているということで、興味ふかく思いました。
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