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概要報告の続き、山切さん担当分です。

2016年03月23日

第14回サロン   平成27年12月26日(土)          
第14回サロンは、周防大島、田布施方面に「宮本常一に学ぶ・里山・里海の再生に取り組む人達」を学ぶバスツアーであった。年末の押し迫った12月26日の実施だったが、19人が参加し、「周防大島文化交流センター」等4カ所を訪問し、夫々、有意義なお話を伺った。実質4回のサロンに相当するので、夫々について、報告することにする。

14-1
テーマ:「宮本常一の業績紹介」 (場所:周防大島文化交流センタ-)
講 師 周防大島文化交流センタ-学術員:山根一史氏
内 容 (周防大島文化交流センターに展示された宮本常一関連の写真を見ながら山根学芸員より説明を受けた)
 宮本常一(1907?1981)は周防大島出身の著名な民俗学者で、若い頃、大阪に出て、郵便局員、小学校教員を経験。その後、柳田国男や渋沢敬三の影響を受けて、教員をやめて上京、アチックミューゼアム(日本常民文化研究所)に入り、全国各地を旅して、庶民の生活を記述した。その旅程は16万キロ(地球4回)、撮った写真は10万枚に及ぶとのこと。(「記憶文化」による手法の為)
 長年、安定した生活が出来なかったが、昭和40年に武蔵野美術大学教授に就任し安定、生活学・民具学の分野の発展に寄与した。又、山口県の伝統芸能の復興、継承に尽くした。最晩年には東和町に周防大島郷土大学を設立し、故郷の未来を担う人材の育成に努めた。
?周防大島文化交流センターには、宮本常一関連の写真のほか、農具、漁具、民具、特産品等が展示されており、見応えがある。
http://www.ubekuru.com/blog_view.php?id=3617

14-2
テーマ:「周防大島を有機の島に」「源明の棚田の復活」(場所:東安下庄・原公民館)
講 師 浦上卓三氏、 石田俊文氏
内 容
・周防大島を有機の島に
 講師の浦上氏は1998年から個人で有用微生物(EM)活性液を河川や海に投入し、瀬戸内海の再生に取り組んだ。これにより殆どゼロだったイリコの生産が9千万円位まで回復したが、行政も漁協も一向に同氏の功績を認めようとしなかった。自らの行動姿勢を反省もし、いろいろな識者に相談し、EMの改良に取り組み、その上で漁協に青壮年部を立ち上げ、予算のついた補助事業として、EM活性液、鉄炭入り米ぬか発酵資材等を海に投入し、海の再生に取り組んでいる。この結果、観測地(3か所)で植物プランクトンが大幅に増加した。
 「豊かな里海は豊かな里山から」の理念で「周防大島を有機の島にする会」を立ち上げ、その会長を務めている。(副会長が石田俊文氏)

14-2
テーマ:「周防大島を有機の島に」「源明の棚田の復活」(場所:東安下庄・原公民館)
講 師 浦上卓三氏、 石田俊文氏
内 容
・周防大島を有機の島に
 講師の浦上氏は1998年から個人で有用微生物(EM)活性液を河川や海に投入し、瀬戸内海の再生に取り組んだ。これにより殆どゼロだったイリコの生産が9千万円位まで回復したが、行政も漁協も一向に同氏の功績を認めようとしなかった。自らの行動姿勢を反省もし、いろいろな識者に相談し、EMの改良に取り組み、その上で漁協に青壮年部を立ち上げ、予算のついた補助事業として、EM活性液、鉄炭入り米ぬか発酵資材等を海に投入し、海の再生に取り組んでいる。この結果、観測地(3か所)で植物プランクトンが大幅に増加した。
 「豊かな里海は豊かな里山から」の理念で「周防大島を有機の島にする会」を立ち上げ、その会長を務めている。(副会長が石田俊文氏)

14-3
テーマ 「環境保全型農業の実践例」    (場所:西田布施公民館)
講 師 (福本自然農園)福本卓雄氏
内 容
 福本さんは、高校教師(岩国)を定年後、田布施に戻り、「福本自然農園」を開園(2011年)。JAの「慣行農業」一辺倒の中で、「環境保全型農業(農薬を使わないコメ作り)」に取り組んだ。当時、耕作放棄地の復活は無理と言われていたが、全くの逆で、有機肥料の『宝の山』になっており、立派な米(水稲)や野菜が育った。1年目こそ量的に少なかったが、2,3年目には質、量的に大きな成果を上げている。
 福本氏の農業のモットーは?楽しくやること(楽農)。?経営だから「利益を出すこと」「継続すること」
 当初、JAに出荷出来なかったので「販路」の確保に苦労した。そのために始めたのが酒米の「山田錦」。酒米の無農薬栽培に対する関係者の抵抗があり、苦労したが、何とか今日まで来ている。無農薬・自然栽培で作ったお米で日本一のお酒が出来たことが一番の勲章と思っている。
 「環境保全型農業」をやると、どうしてもJAと対立することになる。JAが取り組んでくれると、規模が大きいだけに大きく変わるはず。JAにとっても大きなプラスになるのにやろうとしない。遺憾なことだ。JAの考えを変えていくことにも挑戦していきたい。
http://www.ubekuru.com/blog_view.php?id=3623

14-4
テーマ 「里山再生・あさりの養殖」  (場所:田布施町別府「喫茶店ベリーベリー」)
講 師 木下嗣生氏
内 容
 講師の木下嗣生氏は、田布施農協の元組合長を務められ、長年、里山と里海の再生に努力してこられた。31才で脱サラして宇部から麻里府に帰り、半農(林)半漁の始められた。それぞれに大きな成果を上げておられる。
?先ず仲間4人で杉とヒノキの植林を始めた。「日本は、将来、木材の輸入が出来ない国になる。そのため森林をきちんとしておく必要がある」との考えから。杉とヒノキは枝が密生するので間伐、又、下に生い茂る竹藪の駆除が欠かせない。これは森林組合に委託。一方、若い人を呼び込むために。牛の繁殖を始めた。子牛相場の値上がりで利益を出している一方で、タケノコが大好物で片っ端から食べ、残った竹は老齢竹となり枯れてしまう正に。一石二鳥だ。

 馬島に江戸時代の塩田跡があり、ここで観光潮干狩りをやっていた。平成10年に漁協の組合長になった頃、アサリの数が減少してきたので、原因調査に乗り出し、4つの原因を掴んだ。それに対する手を打った所、増量に転ずることが出来た。四つの原因⇒?採りすぎ。?夏の暑さ。③掘り方(岩国のハス掘りが良い)。④捕食生物による食害(エイよりはチヌだ)。もう一つの原因として紫外線の影響が考えられるが、これを突き詰めるのは年を取り過ぎた)
 観光潮干狩りは今年(昨年)で止めるが、環境教育や研究目的の潮干狩りは続けるので、機会があれば来て欲しい。
http://www.ubekuru.com/blog_view.php?id=3627

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