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世界の風力の発電能力、初めて原発抜く

2015年12月29日

 本日のインターネット新聞記事からです。

 世界の風力発電施設の発電能力は今年、4億キロワットを超え、原発を初めて上回ることがわかったとのこと。

 発電コストが大幅に下がり、普及を後押ししていることが要因の様です。

 今月の国連気候変動会議(COP21)で採択された「パリ協定」に基づき各国は温暖化対策として再生可能エネルギーを増やす方針を示しており、風力発電もさらに拡大していきそうです。

 ただ、現状風力は稼働率が30%程度で、80%近い原発に比べ実際の発電量は約3分の1程度とみられる。

 しかし、風力の発電能力が2030年には20億キロワットに達すると見込まれ、いまの傾向が続けば、発電量でも風力が原発を超える可能性があるとのこと。

 福島第一原発事故を契機に稼働停止している原発も多く、現状稼働している原発の世界の発電量は世界原子力協会によると、原発は12月1日時点で3億8225万キロワットであるが、風力発電の今年末時点の見通しでは、4億1496万キロワットに達するとのこと、すでに現実は原発を超えている状況の様です。

 国別で今年最も風力発電施設を増やしたのは中国で、1932万キロワット、次いで米国594万キロワット、ドイツ385万キロワット、インド314万キロワットの順となっている。

 一方、日本の増加は6・4万キロワットだった。

 なんともお寒い状況です。

 COP21で約束したことを実現する上でも是非とも風力発電を含めた再生可能エネルギーを使った電力発電を強力に推進していただきたいものです。(P)

 「世界の風力と原子力の発電能力の推移」です。(朝日新聞記事より)

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