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環境危機時計進む

2015年09月09日

 環境危機時計とは、旭硝子財団が1992年を第1回として毎年、世界各国の環境問題の有識者に対して行なっている「地球環境問題と人類の存続に関するアンケート」調査の回答をもとに地球環境問題の悪化に伴う人類存続危機の程度をどのように感じているか、時計の針にたとえて表示したものです。

 環境危機時計は、以下の目安による回答を集計したものである。

0時01分~3時00分⇒「ほとんど不安はない」

3時01分~6時00分 ⇒「少し不安」

6時01分~9時00分 ⇒「かなり不安」

9時01分~12時00分 ⇒「極めて不安」

 境危機時計の針は、地球温暖化をめぐる国際的な状況が悪化すると進み、好転すると戻るといわれています。

 図は環境危機時刻の推移を示したものです。

 2015年は2081件の回答のもとに2014年に対して4分進んでいます。

 つまり悪化が進んだことになります。

 ちなみに1992年の第1回が7時49分「かなり不安」の領域でした。

 その後、1997年の京都議定書議決、各国の議定書の批准等で一時的に時計が戻ることがあったが少しずつ悪化が進んできました。

 現在「極めて不安」な領域に入っており、これ以上進めることが無いように世界的な取り組みが必須となって来ています。(P)

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