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環境サロン「世代間の対話~こころの環境づくり」第5回「なかなか変われない自分を打破しよう」

2013年11月18日

今回の環境サロンは医学部6年生の開地亮太さんに進行役をお願いし、表記のテーマでワークショップ形式で行われました。学生さん達に沢山来てもらいたいということで、会場は工学部の会議室を使わせていただきました。幸い、10代から70代まで、総勢34名の参加があり、有意義なサロンになりました。

開地さんは大学に入ってから、とにかく自分で行って、見てみる、やってみるという方針でやってきた。この2年間は京都、大阪、名古屋、東京などに出て行って、違う大学の学生同士で集まって、そのとき、大都会ではそういう話し合いをもてるカフェがあるのに山口にはないなと感じた。とくに東日本大震災で自分たちは何ができるのか、いろいろ講演会に行って話を聴いても、だいたいプレゼンは一方通行で、やはり双方向、参加型のワークショップの方がより有効であると思っているとのこと。

そして、今日みんなに持って帰ってもらいたいこととして、
①ポジティブアプローチの方法、②みんなが知り合いになって帰る、③悩みに対する具体的な解決策  の3つを期待しているとのこと。

アイスブレーキングでは、円く囲んで向かい合って座ります。
受付で名札に書いた、自分のあだを、まず1人ずつ小さいビーチボールを隣の人にリレーしながら、順番に紹介します。
一周したら、逆回りに、今度は、やはりあだ名と、今日あったいいことを、順番にやはりボールをリレーしながら発表しました。早起きできたこと、ここにこれたこと、仕事がうまくいったとか、いろいろ運がよかったことなどが話されました。

徐々にうち解けてきましたが、もう1周は、勇気ある人が真ん中のボールを取りに行って先に獲った人が質問を考えます。「好物はなんですか」という質問になりました。これも千差万別、お酒、甘いもの、刺身など色々ありました。

さてうち解けたところで、本題のワークに入りました。その前に、ポジティブアプローチとギャップアプローチのちがいについて説明された。
 ギャップアプローチの場合は、問題探し→原因探索→解決策の順になるが、お互いの欠点などを指摘し合うことになったりして、ネガティブな雰囲気になり、むずかしい場合がある。これに対してポジティブアプローチの場合は、解決後のイメージ(どんないいことがあるか)→何をしているか(今まで何をしてきたか)→もっと何ができるか の順に話し合い、最後には明日からでもできることは?を抽出することで、より前向きな議論ができる。

次に、それぞ解決したい悩みはあるが、議論のテーマとして取り上げたいものをA4用紙に書いて、また順番に発表し合います。
・仲よくなるにはどうしたらいいか、・相手の気持ちを損ねずにつっこむには、・人前で上がってしまう、・目上としゃべるのが苦手、・要領よく仕事など片付ける方法、・仕事プラスアルファの何かを見つけたい、・職場で無理して頑張っている、・同年代とうまくしゃべれない、・朝寝坊をなおしたい、・もっといろいろな人と交流したい、ボーとしていることがある、・人との間に適当な距離感をもちたい、・気の進まないことに気持ちよく取り組みたい、・自分の気持ちを人にうまく伝えるには、・60からの第三の人生をどうするか、・世代間の対話に人を呼び込むには、・自炊ができるようになりたい、・最近ねむれない、・物事に対して楽しい発想で取り組むには、・受け身で人見知りなところを直す、・世代間交流の場をつくりたい、・水源地の産廃処分場阻止、・今やるべきことはなにか、・草刈など里山保全活動に多くの人が参加してくれるように、・環境NPOの会員数が少ない、・もっと積極的になりたい、・日本は素晴らしいがときどき息苦しい、・相手の立場になり笑顔で接したい、・朝起きたとき空っぽ感を感じることがある、・宇部でなかまを増やしたいといったテーマが挙げられた。

その中から、次の6つのグループに分かれて、壁に貼った模造紙に書いて議論した。
①やらなくてはいけないが、やりたくないことにどう気持ちを向けるか(5名)
②恥ずかしがり屋で消極的なところをなおすには(3名)
③気分良く、早起きをするためには(5名)
④宇部のイベントに多くの人にきてもらうためには(7名)
⑤環境サロンを大賑わいにするために(7名)
⑥いま、やるべきことはなにか(4名)

30分ほどのグループワークののち、それぞれの具体的な対策として、以下のようなことが出されました。
① ・一人でかかえこまない。 ・たまには自分をゆるす。 ・人にやることを宣言する。 ・人に話すことで新たな視点を得る。
② ・相手の目を見て話す。 ・積極的に行動する。 ・いろいろな活動に参加する。 ・自信をもてるよう努力する。 ・外から自分を見てみる。
③ ・彼氏をつくる。 ・興味のあることを考える。 ・LINEで点呼する。 ・アラームに好きな曲を使う。
④ ・学祭等の実行委員に差し入れする。 ・FB等で労をねぎらう。 ・自分がまず行事に参加する。 ・足を運んでアピールする。 ・ブログやFBを使って積極的に発信する。
⑤ ・ ディベートで議論を深める。 ・議論の時間を増やし、双方向、参加型のサロンにする。 ・FMきららで熱く語る機会をつくる。
⑥ ・若いうちは手当たり次第にやる。 ・枠をつくらないで、動き続ける。 ・人と目標を話し合う。 ・自信を持てるよう常に努力する。

2時間を超える、サロンでしたが、開地さんの見事な進行ぶりで、みんな楽しく有意義な時間を過ごせました。参加者それぞれ、はじめに期待された3つの成果を持ち帰ることができたと思います。今日参加していただいた方々は、それぞれ自分の周りに、また仲間を増やしていただくことで、こういった世代間の交流が活発になってくれることを期待します。

開地さんから、その日のうちに、今日のワークショップのふり返りが送られてきました。
丁寧、的確なもので感心しました。

是非また、このような機会をもうけて、大切なテーマについて、議論を深めていければと思います。 (文責:浮田)

Youtubeは以下でご覧いただけます。
http://youtu.be/FXBLNt1dejs
http://youtu.be/KrzP5Eq97P8

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