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環境サロン「世代間の対話第2回~こども達と若者達と関わってきて」 2013.7.18 の概要です。 学校法人 有倫館学園 若蔦幼稚園園長 中村彰臣

2013年07月20日

こども達にきびく、親たちにもきびしく、保育園と幼稚園を経営している。
夏は暑い、冬は寒い環境で、自然も中でいつもこども達と一緒に遊んでいる。
海の校舎(海まで歩いて3分)と山の校舎(2万坪)があり、海は熱い砂の上を裸足で歩いていって泳いで遊ぶ。山はがけ登りなど、あえて危険をおそれずに遊ばせる。自分で失敗を通して自分で学ぶ。がけからころげ落ちてもこども達は意外にけがをしない。

厳しいという評価を受けて、子どもの数は減ってきているが、それはそれでいいと考えている。保育園と幼稚園を合わせて40人くらいで、経営は楽ではない。しかし子どもの数が少ないので、ずっとこども達と密に相手にしゃべっていることができる。スクールバスも出さない。親が送り迎え、その代わり朝、夕の時間は融通を持たせて対応し、はやく親ばなれできるように、夏休み冬休みはできるだけ少なくしている。

卒園したこども達と、彼らが大きくなってから、音楽を通じてもう一度接触することができる点で良かったと思う。人前で演奏できるレベルになるためには、随分練習の努力が必要だ。

2011年夏に、福島のこども達を30人を萩に招き、以前から島おこしに関わっている見島で合宿させた。今年は3年目で7月26日から8月4日の予定である。こども達に5年続けると約束したが、2年目は自己負担を2万円としたこともあり参加者は20人になった。年々、社会の関心も以前のようではなくなり、今年は支援金も集まりにくくなっている。バス会社も今年は1年目に比べて倍ほどに値上げされ、厳しい状況にあるとのこと。
ビデオによると、昨年はブルーインパルスの実演も行われ、スイカ割り、凧の制作、祭りへの参加、和太鼓の練習など多彩な行事が行われた。

0日も一緒にいると、けんかもある。ある程度までそのままやらせる。泣いた方を怒る。あとはけんかした同士、そのあと手をつながせる。あとすごく仲良くなる。大人が変な和解をさせない方がいいと思っている。

質疑①:
○福島のこども達の応募状況はどうだったのか。
→1回目は40名の応募、2回目はその程度、3回目は応募も減った。今回バス会社も当初より倍近い値段になっていて厳しい。
 
○会津と長州の怨念はないのか。会津若松と郡山ではかなり違うと思う。
→あまりこども達からは感じられないが、松蔭神社での福島のこども達の立ち居振る舞いはしっかりしている。

○他でも二グループほど、福島のこども達を受け入れているようだ。
→われわれの特徴は期間が長いこと。昨年はブルーインパルスが飛んでくれた。

○国防の話をしているところがあったが、どんな話だったか。
→国を守ることはたいせつなこと、領空を侵犯する飛行機があれば発進して、帰りなさいというとか。

若者達と関わって
最近の広島で悲惨な事件があった。動物はお互い殺すまでは行かない。人間は殺してしまう。手加減を知らない。本能の力が弱くなっているいのではないかと思う。理性では人間は救えないのではないかと思う。本能力をつよくしないといけない。本能は煩悩と言うことが多いが、自分はそう思わない。

光と愛を
 献眼活動の唄をつくったことがある。20年ほど前に16歳で不意の病で亡くなった上田智子さんが、自らの角膜移植で2人の若者の光を救った。アイバンクに街頭登録した8ヶ月後だったそうだ。
「自分に厳しく、人に優しく」という母の言葉、「自分のしあわせを祈るより、人のしあわせを祈りなさい」という祖母の言葉を自分の言葉とし、川上中学校3年のとき可能性への挑戦という作文を残している。「日本はしあわせな国であり不幸せな国である。もののありがたみ、我慢と言うことを知らない人が多い。・・・・・・可能性を信じて、世界中の人がしあわせになるように、小さな第一歩を踏み出したい・・」
「光と愛を」という上田智子さんの碑が市民館と中央高校に建っているそうだ。

質疑②
○こども達をきびしい環境で育てると、生きる力がつくと言うことだと思うが、若者達とはどんなつきあいか
→音楽やヨットを通じてつきあっている。若者のタイプは少し違う。昔は音楽を女の子にもてたいために音楽をしていた。卒園生で、宇部近郊で音楽やっているのが20名くらいいる。一生懸命になるものがあるというのはいい。

○戸塚ヨットスクールの経験は
→ヨットの先生としては戸塚さんが第一人者で、昔ノウハウを習おうとしたが、コーチとして手伝えといわれて、夏・冬・春休みに手伝った。事故があったときに自分もいたが、マスコミの報道は間違っていたと思う。若いコーチと女子のコーチと一緒に小川君が元気がないから病院に連れて行ったが、病院で強心剤か打たれて、急に倒れたそうだ。瀕死の状態で運び込まれたというが、そうではなかったのを見ている。戸塚さんは厳しいけれどすごく優しい人である。
・戸塚さんは今でも人気があると聞いている。

○子どもを怒るときに、指導された子どもが、何で自分が怒られているか、分からないことが多いのではないか。
→そのときは刺激であって、後、時間がかかってもじっくり話せばいい。

○幼いときに基本的な躾が教えられると言うことがだいじではないか。
→小さいときには体で行儀をしつけることが大事。体罰という言葉がいけないと思う。
ちっちゃい時しかできない。体罰という言葉が不適当だ。その後に抱きしめられる間なら大丈夫。
一緒にあそぶことが大事。大将は自分だから、言うことを聴いてくれる。

○叱ると怒るとは
→こどもから顔色を読まれることもある。それも大事だと思う。それがないと成人式の行儀の悪さなどにつながる。

○教師と子どもの間に信頼関係が大事だと思う。親と先生の間の信頼関係も大事。
→怒った顔と気迫で「こらっ!}と怒る。自分の息子には5歳の時に、一度だけ本気で手を挙げて怒った。ヨットスクールの合宿で、自分が対象に慣れると思って威張りたいと思ったらしく、自分の意見が通らない時に、はぶてて合宿を出て行った。その後は怒ったことがない。

○老人ホームもやってられるようだが
→老人の方がわがままだが、こちらも厳しくしている。子どもと接触しているとどちらもいいのではと思う。お葬式も園でやって、子どもも参加して、弔辞も読んだりする。
・子どもに人の死を認識させることもいいと思う。

○ちっちゃい頃にけんかしたり、たたかれたり、ひにくられたり、自然に育てることが大事だと思う。

会場の様子は以下のYoutubeでご覧いただけます。

http://www.youtube.com/watch?v=PqtxlIpAY8o
http://www.youtube.com/watch?v=sINqUUCJFu8
http://www.youtube.com/watch?v=7CDAixZdwaQ

最後の5分は中村さんに「忠孝桜」の独唱を披露していただきました。

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