環境サロン「環境のまちづくりB:中心市街地の活性化」第1回 まちづくりを目指す諸団体の活動について(2013.7.11 話題提供:藤重雅明さん)
2013年07月14日
色々まちづくり関連の団体があるが、連携が今ひとつである。未来会議も若い行動力はあるが、人脈不足とか、深い考え方など、不得意な面があったりする。
今回の竹灯籠もきっかけは高橋さんの発想だが、アーティストはいるか?、吉村さんから竹の材料調達先を教えてもらったり、ど役割分担が重要だった。まちづくりに関してはいろいろなコラボレーションが大事だ。
今日は以下のような団体に声をかけて、活動紹介をしてもらうようお願いした。
宇部未来会議、まちなかエコ市場(うべ環境コミュニテイー)、うべ探検博覧会(うべネットワーク)、商工会、街中アートフェスタ、バルフェスタ、竹灯かり、うべマーケット、まるごと元気プロジェクト、FCA、宇部市商業振興課、都市政策課など。
以下各団体の活動紹介(5分ずつ):
・宇部未来会議は15,6年に発足し、自分は10年位前から加入した。宇部の街になにか物足りなさを感じていて、自分たちでできることはないかなと考えた。
ショッピングモールも魅力はあるけれども、中心市街地では店主の個性とか、また違ったいろいろな魅力があるのではと思う。X'masイルミネーションや、出店者募集の情報をインターネットで発信したり、起業支援の手助けをしていきたい。また、夜の街で飲んだ後はタクシーで帰ると結構経済的負担になるので、飲んだらバス帰りキャンペーンをしたりしている。
・うべ環境コミュニテイー(星出さん):銀天エコプラザ通信、学習室の紹介。ミーティングルームも安く借りられるので利用してほしい。自主事業としてのまちなかエコ市場は、最近うべマーケットとも同時開催とし、また地元の人たちとの連携のため、空き店舗を貸してもらって古い写真を展示する「思いで館」を開いている。まちなかおそうじ隊も毎月続けている。
・うべネットワークのうべ探検倶楽部(河村さん):うべ探検博覧会は平成23年度から実施、中心市街地だけでなく宇部市全体の活性化をねらっている。昨年参加された新天町の「ごまの葉」は成功例の一つ。今年度は7/20-8/11キッズうべたん、9/28-11/24うべ探検博覧会2013を実施予定とのこと。
・バルフェスタ宇部(斉藤さん):次回の第5回は10月27日に開催予定、居酒屋さん中心に運営委員会をつくっている。前回は27店舗。オープニングイベントで演奏してくれる人や踊ってくれる人がいればお願いしたい。斉藤さんはうべ☆メガコン、よさこいプロジェクトなどにも力を入れてられるようだ。
・色々な活動に関わってられる高橋成次さんから、竹灯籠プロジェクト、シャッターアートプロジェクト、9/29-11/24、まちなかアートフェスタに合わせて両プロジェクトを完成させる由。
・ひきつづき、高橋さんから原井輝明さんに代わってFCA(おともだちコンテンポラリーアート)の新天町、銀天街(交渉中)の空き店舗のシャッター・壁画プロジェクトや「エヴァ・シャッタープロジェクト」の紹介があった。エヴァンゲリオンの庵野さんについては、ご本人の登場はむずかしいが、「好きな絵を使っていい、宇部らしい、私をびっくりさせてくれるような絵を描いてほしい」といった意向が示されているそうだ。
・宇部市雇用想像協議会(吉村さん):うべまるごと元気プロジェクトについ説明があり、まちづくり、中山間地域の六次産業も活性化して、3年後に205人の新規雇用をつくることを目標としている。「人自身が観光資源」だとされた。9/28は「一夜限りのほろ酔い酒場」ですでに100名の申し込みがあり、82名は受け入れたい。UBEビエンナーレに合わせて9/29-11/24はうべ探検博覧会とイベントの組み合わせでうべまるごと博を予定している。最終日は第4回うべマーケットである。ちなみに一昨年のビエンナーレの集客数は21,000人であり、これを活性化に利用しない手はないとのこと。
・リバイブ11町、壱番街、うべマーケットなどまちづくりに関わってられる長田宣昭さんから、中心市街地の活性化について、中心市街地のコミュニティーの崩壊があること、まちづくりは人づくりであること、よそ者・わか者・ばか者と言われるが、うべマーケットでも地元以外のよその人たちが助けてくれている。
・宇部市商業振興課からは、いろいろなまちづくりの支援制度について紹介があった。空き店舗出店補助(昨年度9件)、にぎわい創出事業補助(同7件)、調査研究事業(同2件)、チャレンジショップ(同0件)、商店街施設整備で銀天街にLED照明の補助金を出した。
・がんばれニッポン応援実行委員会の新田さんからは来年ブラジルのワールドカップは時差の関係で早朝になるが、銀天プラザ意外の会場も含めて検討中であるとされた。
その後、4人ずつグループに分かれて、20分ほど議論し、その結果をそれぞれ報告した。・こういった連係情報は宇部市の広報課や商業振興課の方でまとめて情報発信するようにしてほしい。
・今日集まった団体をそのまま組織として、定例会を開いていく。紙媒体やインターネットを通した情報発信をしていく。
・集まる場所としてはここ学習館がいい。時期としては年度替わりくらいがいい。
・今回のようにフェイスブックでお知らせがあるといい。まちづくりサロンは継続してほしい。こういった顔合わせが大切だと思う。
・各団体が企画するイベントについてイベントカレンダーを見れば分かるようになればいい。
・時期的には6月、9月、12月の宇部市の予算編成時期がいいかもしれない。
・八頭フェスタのようにインターネット上のスカイプ会議ができればいいかも。
・未来志向で市制百周年を目標にする。時期的には革命を目指すという意味で5月1日がいいのでは。
・なにより新たに進出した店が成り行くかどうかが問題である。年2から4回こういう機会がもてればいい。未来会議のやり方を学ぶ。
・連携の前に、それぞれの団体の目的があるので、目的を明確に共有する必要がある。名前を思えて仲良くなる、また中間管理職を増やすことがだいじ。
・空き店舗、「誰かやらない?」じゃなくて、何をしたらいいかを教えてあげる、育ててあげる、何をやりたいのかを気づかせてあげる仕組みが必要。
補足的コメントとして萩から参加された松嶋先生が宇部もまだ動き始めたばかりという印象、県内で一番進んでいるのは防府市、萩市もそれなりに頑張っている。リアル・ソーシャル・マスメディアのクロスメディアを巻き込んだ取組が重要だとされた。
今回これまでサロンとしては最大の40名の参加があったが、そのうちフェイスブックを利用していない人はわずか1割未満であったのにもびっくりしました。
先日発足した地域通貨エコハについて、このサロンは申請を断念していたが、考えてみれば地域通貨の目的の半分は地域活性化にあるので、もう一度交渉の余地があると思われました。Youtubeは以下です。
http://www.youtube.com/watch?v=nsjRwZtaFcI
http://www.youtube.com/watch?v=fgVl5i_Fufk
http://www.youtube.com/watch?v=1utH49U31wU
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