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「環境家計簿と家庭の省エネについて」学びました。

2012年11月03日

10月31日環境サロン「省エネ対策を実行する」第1回は本シリーズを担当していただく星出和雄さんによる、家庭における省エネのお話でした。
 始めに温暖化のメカニズムを環境省のパンフレットを用いて説明された。次いで、環境家計簿について、概略の説明があった。
 2009年における世界のCO2排出量は291億トンで、中国、アメリカがそれぞれ24%、18%を占め、日本は11億トンで第5位です。日本の家庭におけるエネルギー別のCO2排出割合は電気が43.4%、ガソリンが26.3%で、合わせると70%を占めます。この二つの削減が重要であることがわかりました。
 宇部市におけるCO2の排出量は少し古いですが2006年で、613万トンで、産業のエネルギー50%、同じく産業の工業プロセスが32%とやはり産業部門が大きいことがわかります。工業都市なのでやむをえません。

 環境税が平成24年10月から導入されましたが、税額は化石燃料に対して289円/t-CO2 であり、家計負担増は年間1,228円と試算されているとのこと。
 家庭における省エネ対策としては、CO2排出量の順、自家用自動車の利用、テレビや照明の電力、エアコン、風呂等の給湯の順に重要です。
節電で月2千円以上減らした人が実践していた割合が高かった項目として、調理の回数を減らす、窓に断熱フィルムを貼る、アイロンの回数を減らす、照明をLEDに替えた、などがあったそうです。また、省エネルギーセンターによると、効果的なCO2排出量削減対策として、エコドライブ189kg、間をあけずにお風呂に入る89kg、主電源をオフにする62kg、電気ポットのプラグを抜く44kg、エアコンの温度設定1℃弱くする34kgなどなどがあげられています。温水便座の蓋を閉めるだけで14kg減らせるそうです。
2010年における一世帯あたりのCO2排出量は4.8トンですが、これらの対策をこまめにやると、13%程度減らすことができます。

後半では一昨年暮れから、自宅に設置された4.47kwの太陽光発電の効果について、まとめたデータを紹介していただきました。冬は主な暖房は灯油ということですが、あとはオール電化に同時に替えられたそうです。電力会社からの買電による電力消費は設置前の平成22年は11,176 kwh、設置後の平成23年は7,956 kwhで71.2%に減少したそうです。また、経済的には設置前18万3千円かかっていた電気代が7,700円逆に戻ることになった。り、設置費は10年くらいで回収できる見込みとのことでした。
 電力消費がモニターにリアルタイムで表示されるので、たいへん省エネ意識が高くなるそうです。実際に平成24年度は10月までですが、前年度同月に比較するとさらに節減が進んでいるようでした。クーラーを使う夏よりも、風呂の給湯に熱を余分に消費する冬の方が電力消費は大きくなる傾向があります。とくに電力会社からの買電量は、発電効率が夏より冬の方が低めなので、その傾向が顕著です。

 議論は、概ね以下の通り。
○環境家計簿は意外に継続するのは難しいように思うが。
→ガソリンまで考えれば、層かもしれない。いずれにしても家族の協力は必要。
○星出家の場合、出力が4.47kwと比較的大きく、オール電化システムではヒートポンプを使った省エネ型の給湯器が使われているので、より効率的なように思われるが、ヒートポンプはどの程度省エネ効果があるのか。
 →オール電化前はガスで風呂をわかしていたため、その比較はできない。
・旧式のヒーター式温水器の場合は、冬だと20kwh程度深夜電力を消費して温水器の熱の補給が行われている。オール電化でない家庭も含めた日本の平均電力消費は1世帯あたり10kwh/日程度と聞いているので、相当効率がわるいようである。
→たしかに平均的に300kwh/日/世帯で、自分の家も最近は600kwh程度だが、もっと削減努力をしていきたい。深夜電力は8円/kwhと安いが、余っているとはいえ、同じエネルギーだから問題。
○設置費の回収機関はどの程度になるのか。
 →10年くらいで回収できる見込み。ただし時期がよかったので、電力会社による購入価格は48円/kwhである。しかしこれは電力料金いいずれ跳ね返ってくる可能性があることは認識しておく必要がある。
○すでにこの10月から環境税が課税されていることは、うっかり認識していなかった。
CO2トンあたり289円は北欧の5千円程度に比較すると、見過ごすほどなのかもしれない。森林づくり県民税が年間500円/世帯で、あまり一般に認識されていないのと相通じるものがある。

○せっかく色々参考になる情報を整理していただいているのに、今回の参加者は少なかったのは残念である。広報不足もあるが、どうしたらいいだろうか。全般に世の中、余裕がなくなっているのかもしれない。テーマが堅すぎるのか。
→場所を学習館だけにこだわらず、出前サロンの形も考えたらどうか。
Ustreamは http://ustweet.net/channel/syouene
 本シリーズ、次回は11月28日(水)19:00から、宇部市地球温暖化対策ネットワークの仰木則康さんに「UNNCAの取り組みと今後の展望」について、話題提供いただきます。
ふるってご参加ください。

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