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宇部市環境学習ポータルサイト「うべっくる」では、山口県宇部市で行われる環境イベント情報を募集しています。環境イベントに関する情報はこちらからお知らせ下さい。
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昨日のサロンは参加が少なかったですが、いろいろ面白い議論ができました。
2012年08月03日
8月2日は鈴木祐麻先生にお忙しい中昼の部、夜の部2回出動していただき「金属ごみのリサイクル」”限りある地球資源”を考える のお話しをしていただきました。広報不足、猛暑、五輪など重なって、昼の部は参加者がゼロでした。2時から4時まで、二人で色々意見交換をしました。先生の経歴、昨今の学生気質、若い人とのコミュニケーションのとり方、環境サロンの運営などなど、こちらも色々知らなかったことを教えていただきました。
夜の部は総勢7名が集いました。以下印象に残った知見を詳しい目にまとめてみます。
・2008年リーマンショック後、オバマ大統領が「グリーン・ニューディール政策」を掲げ10年間で15兆円を投資して2025年までに電力の25%以上を再生可能エネによりまかなう、ハイブリッド車を2015年までに100万台普及させるといった政策。
・携帯電話には多くのレアメタルが使われていて、その濃度(品位)は元素により異なるが、鉱石の5倍から100倍くらい多く含まれている。
・電池も充電ができる二次電池の割が大きくなっており、また次世代自動車にも多くのレアメタルが使われている。
・近年のレアメタルの産出量については中国の割合が大きく、とくにレアアースは中国の割合が大部分を占める。しかし埋蔵量は30%程度といわれている。
・さて日本国内の電化製品等に含まれて存在するレアメタルの量を世界の埋蔵量と比較すると、元素により異なるが4%~24%と非常に大きいことがわかる。
・自動車は既に飽和状態にあるので、生産台数と廃棄台数は700万台程度で釣りあってきており、理論的には、原料としてリサイクルできる構造にある。
・一方、リサイクルの難しい理由として①資源の分散、②精製過程の廃棄物、③コスト高、④技術的、社会的課題 があげられている。
ディスカッションでは、粉末、粉砕技術研究が手薄、鉄などの共存濃度が高い中での分離の難しさなど、やや専門的な議論が交わされました。昨今経済状況がきびしいこともあって、結果が出る研究、検証のための研究しかやりにくいような状況にあること、本来研究に失敗はなく、一見無駄と見える実験の繰り返しの中で、新しい発見や発明の芽が隠されていることなどがはなされました。Ustreamは以下でごらんいただけます。
http://www.ustream.tv/channel/from-ube-mizutotabemono
次回は8月16日(木)関根雅彦先生の微量化学物質の水生生物に対する影響に関するお話しです。また、8月9日(木)はガトット先生によるインドネシアの自然とイスラムについてのお話しもあります。乞うご期待です。気楽にご参加をお待ちしています。(館長)
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