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環境サロン「世代間の対話」で小畑牧師のお話を聴きました。
2012年07月13日
第6回は日本基督教団宇部緑橋教会の小畑太作さんのお話しでした。キリスト教と一言で言っても、多数の教派があり、聖書の解釈にも中には180度違うような、様々なものがある。自分は現在のキリスト教主流派の考え方はあまり好きではないとのことでした。以下は、キリスト教の知識のない者がまとめたもので、誤解もあるかもしれません。
キリスト教は人を大切にするイメージを持っているが、本来は、人を大切にするとともに、環境も大切にしなくてはならないはずである。小出さんが「原発問題の根底には差別の問題がある」とされたように、環境破壊には必ず、人権侵害や差別が伴っている。歴史的に見ても、15世紀中頃から17世紀中頃の大航海時代に、先住民の文化や宗教を破壊し、キリスト教に改宗したときに、神の救いが実現したとされた。人が人を支配することが平気で行われてきた。最近では第二次世界大戦で、ドイツの教会がナチスを支持し、戦後、その反省をもとに、1960年代から1970年代に宣教の転換の動きが活発になった。それぞれのところの文化や宗教を認めた上で、それらと対話していくことが重要であり、その中で神のわざを広めていくとされた。しかし反論を唱える勢力もあり、今はまた元のような教会中心の宣教の考え方が主流に戻っている。
BC1000年のころに書かれた旧約聖書を読んでみると、創世記の第1章で、神がこの世を創られ、26節に人に他の動物たちを支配させよう、29節には人は植物の種や実を食べ、30節には、動物たちは草を食べると書かれ、31節には創られたすべてのものがきわめて良かったと書かれている。
第2章では、土から人(アダム)を創られ(7節)、エデンの園を創られた。その中には命の木と善悪の知識の木を植えられたが、善悪の善悪の知識の木の実は食べてはいけないと言われた(17節)。男と、次いで女が創られ、二人は結ばれる(24節)。第3章では
蛇にすすめられて、二人は知識の木の実を食べる。これによって、人は土に帰るときまでときを耕してパンを得なければならないことになる。第4章では、二人の間に長男カインと、次男がアベル生まれ、カインは土を耕し、弟は羊飼いになった。やがて兄は弟を殺すことになり、カインは神に地上をさすらう者になることを告げられる。
旧約聖書2番目の書である出エジプト記では、エジプトで奴隷として支配されていたユダヤの民が、モーゼのファラオとの交渉によって、開放された経緯が書かれており、元々は被支配者の立場から、これらの物語は書かれたはずであるとされた。
したがって、人の支配・被支配、差別の関係を超克して、かつ環境破壊にもより関心をはらっていくべきではないかと考えているといった趣旨のお話しであった。
他民族の文化や宗教を認める寛容さ、人が神の立場に立とうとしたことの危うさなど、第2回のアリさんのお話しとも考え合わせて、宗教の根っこのところはみな同じなのではないかと、希望が持てるように感じました。誤解があるといけませんので、Ustream でご確認下さい。(館長)
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