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環境サロン「世代間の対話」第3回でネットカウンセリングの話がありました。
2012年05月11日
5月10日、末次信宏さんのネットカウンセリングの話があり、18名の参加がありました。現代の若者の傾向として、さびしい、あきらめが早い、他人がこわい、自信がない、強制が苦手、認められたい、人の役に立ちたい、楽しいことが好き、などが挙げられた。
相談したうち、自信がなく、不安だから食べ、過食になる。普通の人になりたい女の子。
仕事にも就かず、おもしろくない、自信がない。死にたい男性。借金があり、妻のヒステリーがあり、逃避したい人の例が話された。
共通する、時代背景として 1)働きづらい時代、働かなくても食べては行ける。 2)家庭に問題がある。核家族化で、公の目が届かずに、親の教育が全てになる。親から愛されるのではなく否定されると、自分が悪いんだと責めるようになる、がある。
Q: 楽しくやってられるようだが、自分は障害者相談員として、かなり苦しんでいる。ノルマ的なものもあり、相手の数が多いこともあるし、何らかの解決を求められる。
A:もともと傾聴ボランティアからスタートしたが、それだけだと解決につながらない。
Q:失敗になることはないのか。
A:アドバイスではなく、相手の主体性を引き出すことに焦点を当てている。もし合わなければ相手から去っていく、アドバイスはどうしても自分の価値観を押しつけることになる。
C:アドバイスも時には必要だし、相手も求めていることもある。
Q:家庭が良くないということなら、それを改める社会活動が必要ではないか。
A:それは考えている。ただ、10年かかるかどうかわからない。まだ方法論の体系化ができていない状況である。働くという点については、親の働く姿を見ていない、働く意義を見いだせない、といったことがあるかもしれない。
C:価値観は多様であっていいが、むしろ今は価値観が定まらない。経済的な面だけではなく、心の持ち方で幸せ感を得ることはできる。価値観の問題、こころの問題じゃないのか。
Q:インターネットの若者の意見は極端になる傾向がある。やはり実際の対面の会話で、本当のコミュニケーションができるのではないか。
A:ネットで、正直な意見がでることもある。聴きき方を変えると、感謝の気持ちも結構持っていることもわかる。
C:先日医学部の学生さんの呼びかけで、ここでワールドカフェに集まった20代の人達は熱心で、facebookで集まったそうだが、宮城県、福島県、東京、京都など大変遠くから宇部まで来て、「震災は自分にとって何だったのか」について、語っていた。やはりネットだけでは物足りなさを感じているということだと思う。
次回は5月24日(木)第4回です。もう一度「若者が考えること」を、3人の若手メンバーを中心に議論したいと思います。明日5月12日は10時から、第4回まちなかエコ市場です。参加をお待ちしています。
ustream URL: http://www.ustream.tv/recorded/22482302
(館長)
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