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環境サロン「自転車のまちづくり」4回目は石井隆さんによる環境首都フライブルグのお話でした。
2012年04月19日
12年前に12名の方々が参加して、ドイツ南西部のフライブルグを訪問され、周到な準備のもとで、エネルギー、都市政策、交通、廃棄物、環境教育の各面から見てこられた成果をふり返り、紹介していただきました。うち環境教育関連では、みどりのエコステーションという環境学習施設、市民が立ち寄り省エネ設備の実際を学べる専門施設、市民自ら産官学民連携してまちづくりや環境・福祉などの政策提言を行う取り組みが印象に残ったそうです。
都市・交通政策においては、60km四方の通勤圏の遠距離鉄道とLRT(軽量軌道交通)等を組み合わせた公共交通網の整備、80箇所のパークアンドライド、魅力ある大規模駐輪施設、無記名乗り降り自由の地域定期券の普及、自転車道・レーン整備、自動車利用の制限など、総合的な政策がとられていたということです。LRTは5~15分おき、3路線が整備され、バリアフリーであること、地域定期券は月4千円で、LRTや乗り合いタクシーまで利用可能で、誰でも使えるので非常に便利で優れたシステムです。
あとのディスカッションは1時間程度、電車に自転車が乗せられるのはいい、宇部は工業都市で自転車のまちづくりも難しい面があるが、彫刻を利用したコースとか、常盤公園内のサイクリングパークとか自転車にとって魅力あるコースづくりからはじめてはどうか。草江駅をもっとかつようすべき。公共交通機関の人達が本気に創意工夫することが大事。新川駅を複合的な機能を持たせた魅力ある駅舎にして客を集める、本数が増えるとか利便性が増さないと利用は増えない。時間、経済、環境、健康面からみて自転車は魅力がある、などなど、大変活発な意見がありました。
フライブルグが環境首都への道を目指した契機としては、酸性雨でシュバルツバルト(黒い森)が失われるかもしれないとの危機感から、自動車利用を抑制するまちづくりを模索したこと、近くに原子力発電所の計画が浮上して、エネルギー大量消費の生活様式をみなおそうとしたことが挙げられました。総合的な都市・交通政策により1976年に比較すると1999年には自動車交通の割合は60%から43%に減少し、公共交通は22%から28%に自転車交通は18%から29%に増加したそうです。市民意識の高さ、市議会の先見性のほか、公募課長の30年間の活動、それを支えた副市長の貢献も大きかったそうです。Ustreamの記録もあります。(館長)
http://www.ustream.tv/channel/ubekomachi
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