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第5回宇部SDGsパブリックディベート大会が開催されました
2023年11月20日
11月18日(土)13:00~16:30に宇部市の新川ふれあいセンターにおいて第5回宇部SDGsパブリックディベート大会が開催されました。
ディベート大会のテーマは「2050年ゼロカーボンシティ宇部の実現に向けて」でした。
今回は 慶進中学校、宇部フロンティア大学附属香川高等学校、慶進高等学校、山口大学の4チームが参加し、トーナメント方式によってディベートを行い、優勝戦は慶進高等学校チーム、山口大学チームによって行われました。今回の優勝チームは慶進高等学校と決まり、宇部市長からの優勝の賞状が授与されました。
パブリックディベートは、一つのテーマに対して、賛成・反対の立場に立って相手とディベートを交わす通常のディベートと違って、それぞれのチームが大きいテーマに沿った政策提言を5分間行い、相手チームはその提案に対して5分間の質疑・意見交換を行います。またその反対に他方のチームも5分間の政策提案を行い、5分間の質疑・意見交換を受けます。その後、各チームは5分間の準備時間に提案のポリッシュアップを行い、5分間の論点明示と再提案を行います。このようにして相互の提案をお互いにポリッシュアップして、政策提言の実現可能性を高めていくことを目的としています。この結果を審判員が試合点及び勝敗を評価した上で審議を行い、勝敗を決することになります。
慶進中学校は「自然の力でゼロカーボンを実現しよう」と言う政策提言を行いました。海の海藻による炭酸ガスの吸収を実現する「グリーンカーボン」プロジェクトを、周南地域とか高知県の実例を参考にして、ふるさと体験学習と組み合わせた提案を行いました。
宇部フロンティア大学附属香川高等学校は「レンタサイクルとEVバスの推進による炭酸ガスの削減」プロジェクトによる政策提言を行いました。
慶進高等学校は「UbeEatsプロジェクト」において食品包装容器をプラスチックから紙容器に転換して、炭酸ガスの削減を実現する提案でした。
山口大学は「通常のコンクリートよりも炭酸ガスの排出を80%削減が可能なエコンクリート(e-CON)を活用した空き家のリフォーム、アーバンスポーツ施設の建設推進による炭酸ガスの削減を実現しよう」と言う政策提言を行いました。
それぞれのチームは若者のセンスによる切り口から政策提言を行っており、新鮮な印象を受けました。ただ、全体を通じて炭酸ガスの削減のメカニズムに関する調査や、定量的な評価が十分でなく、それらをきっちりと押さえればもっと実現の可能性が高まったと思います。
今回の結果は、近い内に宇部市のHPに掲載されると思います。
うべ環境コミュニティー 理事 薄井洋基 記
(P.S. 筆者は本大会の審査員の一員として出席しました)
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