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新型コロナmRNAワクチンの接種について考える(その1)
2022年09月12日
高齢者はすでに3,4回目の追加接種を終えた人も多いと思います。また、10月中旬からはオミクロン株対応の接種が予定されていますが、SNSで、オミクロン対応ワクチンンをすすめないという、情報がありました。
https://www.youtube.com/watch?v=WoOypTcXJSA
大事なことなので、専門外の者には理解が難しいですが、動画の内容について、少し時間をかけて調べてみました。写真や図表が多いので、3回に分けて、紹介します。
3人の薬学者の駒野宏人先生、医師の後藤均先生、免疫学者村上康文さんの対談動画で、司会の駒野さんが、まず、以下の4つの論点を整理したものを示されました。
1.オミクロン(BA1)型ワクチン接種を進めない理由
2.子どもへの摂取反対理由
3.これからおきうること
4.どうすればよいか
主として免疫学専門家の村上名古屋大学名誉教授が専門的な解説をされています。
まず、新型コロナウィルスの構造と感染のメカニズムの図です。
左端がコロナウィルスの外見で、表面の突起がスパイクタンパクで、真ん中の図がスパイクタンパクのRBD部分が、ターゲットとなる細胞の受容体に結合して、細胞内に侵入しようとする状態を表しているようです。
この部分は免疫抗体が結合する場所でもあります。
mRNAワクチンの感染防御の仕組みについては、近畿大学の宮澤教授の動画がわかりやすいので、その図を示しておきます。
右上の図はワクチンを2回続けて打つことによって2回目は効果が長く保持できることを示しています。1回目の接種から3週間後くらいに2回目を接種しましたが、3回目は半年以上間を於いて接種したことと関係しています。
免疫の仕組みは、門外漢にとっては、大変複雑なものです。村上先生の病原性ウィルスに対する免疫機構についての説明は簡単にされています。
mRNA型ワクチンを2階接種すると、中和抗体が誘導され、最方正免疫もできるということです。
2回目の接種で、細胞性免疫が成立した後は、キラーT細胞がスパイクタンパク質を産生する細胞を攻撃する準備ができ、3回目の接種を行うとスパイクタンパクを産生している、臓器や血管何層なども攻撃することになるとしています。
(その2に続く M.U.)
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